このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



新幹線 0系黄金期時代 No1



84,10,15 東京第一運転所  


 時の大平首相が天皇陛下のお見送りで「新幹線のお召列車はこんな長い(16両)必要はな
いだろう。次の運転から半分程度でいいんじぁないか?」と時の国鉄総裁に言った事から大変
な事になった。
 お召運転前に組成換や引き通しチェックのための試運転など、手間と日数だけがかかってし
まい本当に「余計な事を言ってくれた」と恨んだものだった。
 お召標記の帯は完全に手作業で貼り付けるため、よく見ると左右で少し歪んでいる。また、0
系お召後期には帯がヘッドライトのケーシングの少し手前で切るようになっている。これは直接
作業した修繕班の福田信夫氏の発案で、これ以降走行中の帯の剥がれがなくなった。
 なお、新幹線のお召編成の選出は極めて単純でグリーン車(奇数号車)に防弾ガラスの入っ
たVIP編成の中で、一番最近に全検を出た編成が充当される。このときも先頭車が大窓であ
ることから、一番直近の全検出場車だったことがうかがい知れる。


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新幹線 0系黄金時代 No2
新幹線 0系黄金時代 No2
新幹線の名脇役 保守・試験車両
新幹線の名脇役 保守・試験車両

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