このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
03,09,21 西寧鉄鋼公司 工場内 ヤード機留線 RVP100(+1) 9月21日(日) 6時30分起床〜7時朝食〜7時30分出発。最初に目星を付けていた西寧鉄鋼公司に到着。 センさんが入場の交渉に行く。固唾を飲んで見守っていると難なく入場許可をとってしまう。どう やら守衛は出入りの業者と勘違いしたようだ。鉄鋼公司の中はとにかく広く、鉄ちゃんの勘で 机務段を探し当てる。「いた!」誰ともなく声が出る。SYがヤードに1両、その端に1両居る。そ して庫の中に無火のSYが何両か居るのを現認。まずは周囲を気にしながら撮影開始。しかし 乗務員たちは我々を見ても咎める事もなく、別に警戒心も持っていないようだ。しばらくして整 備されていたSYもヤードに出てSY2両とDL1両で入換が行われる。鉄鋼公司の中はひとつ の街が出来上がっていて、別にヘルメット姿でなくても違和感がなく、人目がつくところで撮影し ても笑い顔は見せても、警戒はされていなかったようだ。ただ安心は禁物。そそくさと撮影を終 了して。鉄鋼公司を後にする。鉄鋼公司の出口では守衛が鉄を持ち出していないか金杯号の 中を覗いていったが、人相の悪い男が乗っていた者の、何も鉄は乗せてないのでそのまま出 場。次の探検の場へ進む事となる。 (左)哈爾盖駅前可動商店 一見右のオバサンが左の鉄道員に物を売っている様に思えるが、実は左の鉄道員が 店員で右のオバサンに物を売っている。RDP−Ⅲ(+1) (右)哈爾盖駅前のファーストフードショップ(?)要は寒天を醤油味で食べるようなもの。寒天の出来がイマイチで、舌 触りはあまり良くなかったが、けして不味いものではなかった。食べようにも、もう二度と食べれないだろうなぁ! しばらく金杯号を走らせて、ふと地図を見ながらセンさんと話していると我々の見解とセンさ んの大きな違いが発覚!センさんは西寧からさらに西に進んで最終的には敦煌を経由して嘉 欲関に行く総走行距離二千キロの行程を考えていたらしい。しかし我々は西寧から北上して直 接、嘉欲関に行く600キロの行程のつもりでいた。その見解の相違がわかったのは西寧を出 て半日走った哈爾盖という所に来たからの事。それまで西に向かうので"おかしいナァ"とは思 ってみたものの途中から西に向かう道があるのかと思っていただけに「ここから西に向かうな ら300キロ戻る事になる」というセンさんの言葉に4人で協議を始める。幾様の意見が出るも のの打開策とはならず、結局、センさんにお任せと言うこととなった。そして、その事に気がつ いた哈爾盖という場所が第二の煙探索ポイントだった。この駅から北に50キロ行った所に熱 水煤鉱と言う炭鉱があり、そこに入換機に蒸機が居るらしいと言うことが哈爾盖の駅員の証言 から判った。しかし哈爾盖から地図上では道がない。国道で"出来たて"(血が滴り落ちていた) の羊の皮を売っていた人が言うには線路沿いに道があるとの事。イチかバチか入ってみるが 30〜45分位走ったところで川が増水し通行不能となっている。近くにはここ24時間救援を待 ち続けているというトラックが居た。これはダメだと引き返すが、この道が通行不能だと熱水煤 鉱に行く道は300キロ戻って西寧から一旦北上してから廻ってこないと行き様がない。また協 議!結局は泣く泣く熱水煤鉱は諦める事に。気がついてみれば既に時間は14時過ぎ、腹が 減っている。隣街で昼食をとる。
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