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金杯号と4千キロ・中国西部蒸機開拓の旅
03,09,25 大古鉄道探索



03,09,26  霊武     


9月25日(木)
 7時にホテルを出発。天候は曇、今日はロケハンと情報収集と割り切って大古鉄道と国鉄の
接続駅の大沙溝へ。まず、国鉄の信号所へ行くが大古鉄道の事は全く関知していないので、
駅裏の信号所に行けとの事。でかいヤードを廻って大古鉄路公司 大沙溝駅と掲げてある事
務室に入る。部屋には管理者らしき人が一人いて、最初は警戒していたが、しばらくすると椅
子に座ってゆっくりしろと勧められる。
「今、列車を出すから」と言って信号てこを反すと3011次が定刻に出て行った。この後は時間
があると言っていろいろこちらの質問に返答してくれる。
まずここの鉄道は1995年10月22日に一番列車を運行し開通していて、現在は全線約50キ
ロの地方鉄道線で貨物輸送のみを行い、旅客輸送はしていないとの事。ダイヤは全く未定な
がら、昼夜問わず1日/4〜6往復している。輸送形態は終点の古窯子の奥に炭鉱があり、そ
こから産出された石炭をこの大沙溝駅に併設されている火力発電所に運搬する事が主目的で
ある。しかし最近は政府の要請と言う事で石炭を国鉄線から経由して他の発電所に輸送する
事も始め、この比率がだんだん高くなっているとの事であった。30分ぐらいいろいろ聞いて御
礼を申し上げて、金杯号に戻り作戦会議召集。まずは大沙溝駅の機留線にカマがいるので、
それを撮ろうと言う事に。最初は警戒しながら、カメラ1台で撮り始める(その後、何回も訪れ、
最後にはカメラバックの口を開けっ放しで、走り回っていたが…笑)
 しばらく撮ってから、全線のロケハンに行こうと奥地に入っていく。最初は大沙溝駅から黄河
を挟んだ新華橋の駅へ。ここでは大沙溝駅とは異なり、不審者扱いされ全員のパスポートNo
などをチェックされてしまった。しかしめげることなくさらに奥地の霊武・古窯子とロケハンをして
いく。終点の古窯子には机務段があり、待機していたQJ7194(装飾ガマ)の機関士より情報
収集を図る。それによると、まずこの鉄道にはかつて9両のQJが配置されていたが昨年に2
両を売却して現在は7両体制で運行している。この線は力行する区間は思いのほか少なく、大
沙溝付近の国鉄線オーバークロスは上、下列
車が力行するとのことで、機関士もここが一番
辛いと言うことだった。その他上りの新華橋か
ら黄河橋までの築堤区間。また下りの霊武の
東側等しか力行しないという。          
構内には入換専用となったQJ1465が居た
が、既存の情報だと2軸テンダーだと言う話だ
ったが、何処かでテンダーを振り替えたのであ
ろう、3軸テンダーとなって元気に入換をしてい
た。先ほどの機関士が14時過ぎに列車を出す
と言うことなので、昼食後、機関士の情報どお
り霊武の東側で列車を待ったが、全くのスカ(機関士の姿が見えたがレギュレーターは全くの
絶気状態)で、仕方なく大沙溝付近の国鉄線オーバークロスまで追いかけることに。さすがにこ
こではかなり気合の入った力行風景が見られ、一同満足する。                  
                             大沙溝機留線では装飾ガマのQJ7194が居
たので少し撮ってからホテルに戻ることに。今
回のホテルは街の中心地にあり、その場所に
ある映画館ではおりしも地方廻りの大衆芸能
一団が興業していた。四六時中、スピーカーの
ボリューム一杯に呼び込みをして耳障りで仕方
ない。そういえば、昨日23時過ぎに青銅峡に
到着したときも、その建物から異様な数の人た
ちが出できたので、なんだろうと思っていたの
だが、どうやらこの大衆芸能団があの時間に
終了しのただと、わかった次第…と言うことは
今晩も23時まであの音量が続くと言うことにな
り、その音に負けないぐらい呑まないとダメだと
決意を新たにした。(笑) 


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