このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



金杯号と4千キロ・中国西部蒸機開拓の旅
03,09,27 大古鉄道探索−銀川



03,09,27   古窯子の奥の新線建設区間      


9月27日(土)
 また今朝も雨だ、夜中に何度も起きて空模様をのぞいていたが、明け方から降り出した雨
は、本降りを通り越して、豪雨になっていた。もうここまで天気が悪いともし一人だったら一日ホ
テルでふて寝していたかもしれない。しかし団体行動だと、そうも行かないので、天気が良かっ
た場合のために7時出発を7時30分朝食に変更し、また寝る。
 昨日、朝食をとったホテル前の食堂が不味かったので、センさんの金杯号に乗って少し走っ
てみたところ、人の出入りの多い店を見つけた。「ここなら、それなりの味だろう」という事で、一
同下車。入った店は看板の無いマックみたいな店でパン中心に簡単なものが並び、お客もとて
つもなく回転が良い店のようだった。
 朝食後は大沙溝駅に向かい機留線に何両いるか確認する。顔なじみになった機留線の職員
が「もうすぐ1本出るよ!」の言葉をまともに受けて下り列車が力行するという霊武の東側に向
かった。現地に9時前に到着したものの、待てども列車が来ない!
 やっと15時過ぎに煙が見え、待ちわびた列車がスカでやってきた。全員が金杯号に戻ると
「せっかく1本が来たのだから追っかけよう!」とセンさんスピードで追尾開始。古窯子のだい
ぶ手前で追い抜き完了。事前に目星をつけていた撮影地で何とか撮影することが出来た。
 この時間になったら多分今日は、この列車一本しか走らないだろうと予測して、古窯子の奥
の炭鉱に行ってみることにした。炭鉱周りには大きな町が出来上がっていて、街角には店が出
て人だかりがあり、なかなか活気のある街のように思えた。
炭鉱には門のようなものがなく、センさんは怖いもの知らずで、
どんどん奥に入っていく。するとなんとナローゲージがあるでは
ないか。それも786ミリではなく、600ミリの様であった。    
 ただここはカメラを出せる状況ではないようだ。ところどころに
公安が立っていた。働いている人もこちらを好奇の眼で見てい
るのがわかる。でも全く記録に残さないのも悔しいので、目立た
ない携帯のデジカメで撮影しておいた。               
 次に新線区間を見学に行くことにした。昨日、古窯子机務段の
話では新線区間は10月開業の予定との事だったが、あと数日
で開通とはとても思えず、下手をすると来年春開業にずれ込む
ように思える工事の進捗状況であった。新線区間の終点まで行
くと操業中の炭鉱があり、そこからベルトコンベアーが建設中
で、これを使って列車に積み込むこととなるらしい。       
             
炭鉱構内のナローゲージはほとんど使った形跡がなく線路が錆びていたが、ここだけはレールが光っていた。じっくり
撮りたいのは山々だったが、ヘルメットもしていないのは我々だけで、あまりにも目立ったので、電話をしているふり
で、撮って来た一コマ。こんな時、カメラ付携帯はありがたい。


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03,09,27 大古鉄道探索−銀川 No2

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