このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
1月08日(土) 今回の旅行は昨年秋ごろ、経棚峠に東風が入線したという情 報がもたらされた頃最後の集通鉄路公司経棚峠を行く前進撮 影ツアーとして企画された。当初は10名程度のグループにな ると予想されたが、いざ募集してみると5名のパーティーとなり、 それはそれで柔軟に行動できる好都合の人数とあいなった。 今回はいつものように、中国の航空会社ではなく奮発してNH での往復となったが、同日CA452便に乗る別パーティーの湘南 チサ区様の車に便乗するため、早目に05:15に家を出る。途 中、東関東道でかなり激しい横転事故があったものの、早朝で あるため渋滞もなくすり抜ける。成田空港には7時前に到着し、 時間つぶしに到着ロビーのソファーに腰掛けて"ぼー"とNHKのテレビを見ていた。08:15出 発ロビーで待ち合わせだ。 前回の旅行は私と青年部長・3den氏・オニ50氏 それに始めて参加の"廃バスマニア氏"(掲示板で は謎の鉄道系テレビカメラマンとなっているが今回 の旅行で、かなりのバスの廃車体マニアだという 事がわかり、ここでは"廃バスマニア氏"と呼ばして いただくことにする)の5名だ。本当はベルビアン 様も同行する予定だったもののご家庭の事情と言 うことで、直前にリタイヤされ5名となった次第。 諸手続きなど順調に進み、出国手続きが出来た のが08:50頃で搭乗まではかなり時間がある。 以前から気になっていたYahoo Cafeと言うブース に行ってみると、なんとインターネットがタダで出来 るという。そこで掲示板に書き込んだりして時間つ ぶしをし、搭乗ゲートに09:45頃に行く。 12月の瀋陽同様に70番ゲートで送迎バスでの搭乗だ。北京行B6(ボーイング767)は定刻 でハッチは閉まったものの、荷物の数が合わないと言うハプニングでタラップを外してから15 分も待たされ、離陸は11時少し前であった。瀋陽便と異なり、就航さたての機材ではなく、か なり使い込んだB6だが汚さはまったくない。 一時は安い上に、乗ったら直ぐ中国と好んで中国キャリアを使ってみたものの瀋陽と今回、日 系を使ってしまうとやはり中国系には足が遠退いてしまう感じだ。 定刻より30分くらい遅れて北京空港に到着。不覚にも私は降りる時に毛糸の帽子を座席に 忘れ、さらに忘れたことをすぐに気がついたものの乗務員に伝えたシートナンバーを間違えて 教えてしまい、結局見つからないと言う失態をやらかしてしまった。安物(ユニクロで確か500 円)とは言えお気に入りだっただけにちょっと残念。 到着ロビーで今回のガイドである李さんと 出逢い、手配のバスに乗る。当初の予定で は蒸気機関車陳列館に行く予定だったが、 誰ともなく空港近くの"京包線に行って東風を 撮ろう"と言う事になり飛行場より適当な道を 見つけて東へ向かう。30分も居れば2〜4 本は何かしら撮れると踏んでいたが、北行は コンスタントに3本来たものの、光線の良い 南行は貨物1本だった。東風を撮影後は蒸 気機関車陳列館をパスして夕飯に向かう、 途中で大衆デパートをみつけ、今夜のビール を仕入れる。今回のメンバーには酒豪は居 ないので一人ビール2本検討で買っておけば 充分なはずだ。 さて「夕飯はどうする?」と言う事になり、芭石の帰りに成都で食べた四川料理の辛いが、はま る味が私と青年部長が忘れられず、わがままを言って四川料理店にいってもらうことにした。 北京北站から程遠くない運転手ご推薦の店に入ると、本場より辛さを抑え、量も控えめな料理 に一同満足。店で時間を調整し20:15頃出発。地下鉄開通で少しは垢抜けたとはいえ、まだ まだ下町情緒の残る北京の両国站こと北京北站を21:45発2159次に乗り北京を後にする。 初めて集通に行った頃は各車でボイラーを焚いて暖をとっていたこの列車も何時しか新型のカ ニが連結された22型になっており洗面所からお湯が出たのには恐れ入ってしまう! さらにリネンが綺麗になったのには中国人の生活レベルの変化を実感させられる。汚くて頭を 付けるのを躊躇するような、あの薄汚いグレーに変色したシーツは今はなく、真っ白で洗剤の 匂いが微かに漂う心地よいシーツになっていて、薄汚いシーツが懐かしいくらいだ。
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