このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
オヤジ達の熱い修学旅行 【2月9日】 朝6時前。羽田空港の第二ターミナル16番国際線チェックインカウンターは異様な熱気に航 空会社側のスタップが圧倒されているのが良くわかりました。油をギトギトさせたオヤジ達が大 挙して大きな荷物を持ってカウンター目指してやってきます。このメンバーこそ、今回の中国・ 鉄法鉱務局鉄路部で開催される蒸機祭の参加者なのです。総勢40名以上、すべての人を知 っていなくてもそこは同じ趣味を持つ同士ですのですぐに笑顔で会話が出来ます。また、逆に 同じ会社に在籍しながら面識が無く、今回初めて逢って、お互いに挨拶をする姿も見受けられ ました。 まずは羽田空港07:25発NH14 1便で関西空港へ移動します。私は 前日の仕事が遅く、寝不足だった ので本音から言えば機内で一眠り したいところですが、雰囲気がそれ を許してくれません。誰とも無く話し かけてきて、ほんの一瞬眠っただけ でした。 関西空港では手荷物検 査に長い列が出来閉口しました が、何とかフライト時刻前には間に 合いました。搭乗口には10分前に 到着し、関西空港から参加するメン バーとあわただしく挨拶をします。 NH141機内で一瞬睡眠だけ眠る事が出来ました。(那須啓様撮影・写真提供) 関西空港から搭乗したNH781便はあえて座席を分散したとこで、懸念した機内居酒屋状態 にはなりませんでしたが、しばらくすると顔を真っ赤にした面々がビール片手にやってきては" 呑んでますか?"と寄ってきます。これから長い修学旅行だというのに、今からこのテンション で最後まで持つのか心配なオヤジ達です。 大連経由なので大連で入国手続きをして、瀋陽に到着します。おりしも北朝鮮の飛行機が駐 機していて撮影禁止なのを承知で何人かは撮影している姿をみましたが、ほとんど情報のない 北朝鮮の民生機ということで早くも興奮状態だったようです。 瀋陽空港から調兵山まではバス2台で40人が乗ることになります。事前に班分けをしていた にもかかわらず、無視をして別班のバスに乗る兵も居て、統制をかけるこちらも閉口してしまい ます。市街地を避けて高速経由で向うのですが、走り出してすぐに通訳の足元に缶ビールのケ ースがあるのに気づき、すぐさま車内全員に配りまずは前祝いの乾杯でテンションをアップさ せます。 天候は快晴。ほとんど無風状態なの で、今回のサブリーダーでもあるO谷連 隊長に「間に合いますから王千站で205 次の発車をやってから、ホテルに向いま せんか?」と提案すると、即決でOKの了 承をもらい、経由地を変更して日没間近 な王千站で客レを撮影してからホテルに 向いました。(実はその頃、最終打ち合 わせで早朝に現地入りしたC57135様 は我々の到着を今か、今かと待っていた そうです。そんな事も知らずに、入国初 日に思いがけず定期蒸機客レが撮れて 満足して、C57135様が首を長〜くして 待っていた調兵山駅前の保平ホテルに到着しました。) ↑ホテルの入り口では蒸汽机車大祭開幕のテロップが流れていました。(C57135様撮影・提供) 世紀の蒸機4台並び この世の中にこの姿が実現できると言うのが凄い! 08,02,09 調兵山站 ホテルに到着し、身支度を済ませるとすぐにホテルのロビーに集合となります。そして初日か ら調兵山站蒸機4台並びの撮影へと向います。 今回の撮影ではこの4台並びが今回の修学旅行で一番統率が必要となり、企画したC5713 5様も一番心配していた撮影です。まずは撮影者全員に4台並びとなったら20分間は絶対に 誇線橋の階段からホーム側には降りない事と約束していました。事実、撮影に入っても統率を 乱す人は皆無でした。ただ、部外の台湾人らしき鉄ちゃんがホームをウロウロして、通訳の車 さんに注意してもらいに行きました。 撮影後は、待ちに待った大宴会です。今晩はしゃぶしゃぶと聞いてテンションが更にあがって しまいます。待ちに待ったオヤジ達の修学旅行のメインイベント大宴会です。食べる!呑む! しゃべる!で大半が40歳を超えたオヤジの集団とは思えないパワーで、厨房の人が、どんな 人が来ているんだろうと覗きに来るほどでした。店を出るとき都築プロが私に向って「初日から 声が枯れちゃったよぉ…明日から身体が持たない!」と嬉しそうに言葉をかけてくれました。
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