お召予備機　ＥＦ５８６０号機

　　東海道線東京口で最後のブルトレ増発は東京−紀伊勝浦・出雲間の”紀伊・いなば”であ
った。すでに東京機関区のＥＦ６５Ｐの捻出は出来ず、またブルトレとしては比較的運区間も短
かったために速度も高く設定されなかったために久々な東京口にＥＦ５８牽引のブルトレが出
現した。担当区は格上げ前の列車担当が浜松機関区だったために、そのまま同区のＥＦ５８が
担当することとなった。当時の浜松機関区には数両の原型小窓のＥＦ５８と共に旧お召予備機
のＥＦ５８６０号が配置されていたため、久々の東京口でのＥＦ５８ブルトレに６０号機が充当さ
れることとなった。当時は交友社で電機や特急の撮影地ガイドを発刊し始めた頃で、その中に
機関車の運用表が掲載され、それに基づいて運用を調べて運用を追うことが出来た。この写
真もその当時、一緒に６０号機の運用を追っかけていた級友と一緒に撮った記憶がある。