このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 205系5000番代(ケヨM1〜M34、M36)

武蔵野線の主力として活躍中の205系5000番代ケヨM3編成 東京駅にて 筆者撮影

この車両は2002年に山手線・中央・総武緩行線などで置き換えられた205系を改造したことで誕生しました。

そして武蔵野線に転属し、103系の置き換え・列車増発などの目的を果たしました。

現在、武蔵野線にはこの形式のほかに205系の0番代、209系500番代などが走っていますが5000番代の該当編成はケヨM1〜M36です。

しかしケヨM35編成は多少異色の編成なのでその編成を除いた編成についてここでは書きます。

5000番代と名乗っていますが改造されたのはモハ204とモハ205の2形式のみで残りはそのまま活用されています。

改造された理由は205系が多数の地域に転属して電動車が不足していたことです。

武蔵野線の車両は、直通運転を行う京葉線地下区間の急勾配区間に対応するために8両中電動車が6両という編成を組んでいました。

しかし電動車不足から電動車4両でも同等の性能を確保しなければならなくなり、主回路の変更と主電動機の換装で対応したものです。

そのため、電動車のみが改造の対象となりました。

改造内容はIGBT式のVVVFインバータを使用した点などがあげられます。

原則、改造順に番号が振りなおされました。

少数派の205系オリジナルマスク車・209系500番代に比べ、編成数が圧倒的に多いので武蔵野線の主力ともいえる車両です。

さて、先ほどM35編成は異色と書きましたがM35編成以外にも武蔵野線では異色の編成が色々いるのでそちらをこのページで紹介したいと思います。

異色かどうかはその編成の経歴で決まるわけですがまずはここで一番多いパターンの一般的な編成の経歴を紹介します。

一番多いパターンは山手線の編成をただ組みかえただけの編成です。

これらが多数を占めています。

ドア窓は全車小型です。

ちなみに写真のケヨM3編成はこのパターンに入ります。

それでは他のパターンを紹介します。

まずは山手線の車両に加え、埼京線の6ドア化によって置き換えられた中間車を2両組み込んだものです。

しかしこちらも異色というには数が多すぎる感じです。

特徴はドア窓が小型のものと大型のものが混在しているところです。

ここからが珍しい編成たちです。

まずはケヨM1・2編成。

この2本は中央・総武緩行線から転属してきたものでドア窓が全て大型であるところが特徴です。

続いてM15編成。

こちらは南武線の車両6両に前述の埼京線の中間車2両を組み込んだ編成です。

武蔵野線用で元南武線の車両を使用している編成はこの編成だけですので貴重な編成です。

さらにM32編成。

この編成はM35編成と中間車の交換を行っています。

なのでこの編成もドア窓が小型・大型と混在しています。

そしておそらく武蔵野線内のこの形式で最も異色な編成がM36編成です。

この編成はもともと京葉線用のケヨ21編成でした。

しかし埼京線内の踏切事故で2両損壊した車両があり、そのためにケヨ21編成から2両中間車を捻出し埼京線の編成に補填しました。

そして残りの8両を5000番代にする改造を行い武蔵野線に転属させました。

これがケヨM36編成です。

この編成はもともと中央・総武緩行線の車両だったのでドア窓はすべて大型で統一されています。

そして最大の特徴はケヨ21編成時代からの特徴で種別表示器がクシャクシャになったような感じになっているところです。

これらの編成は乗れたらラッキーな編成ですね。

写真は管理人が何気なく東京駅で乗る前に撮ったケヨM3編成です。

特に珍しいという編成ではないです…

この形式はVVVFインバータの改造が施されているので今後長く武蔵野線の主力として活躍しそうです。

武蔵野線を代表する形式の一つなので末長い活躍を期待しています。

 

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