このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 24系25形(あけぼの用)

上野駅で青森への出発を待つオハネフ24 上野駅にて 筆者撮影

この車両は上野〜青森間を結ぶ寝台特急「あけぼの」号に使用されている客車です。

「あけぼの」号自体が乗車率が60%で人気も上向きになっていることから、この客車も当分の間存続することが決まっています。

編成は白帯の24系24形、金帯の24系24形および25形の混成編成で運行されています。

また編成内にオハネフ車両が組み込まれる場合は、テールマークが通路にあるため下の写真のように間近に見ることが出来ます。

主に客車8両+電源車1両の9両編成で運用されますが、多客時は9〜12号車として客車を4両連結し13両編成となります。

 

それでは車内について書きます。

1号車、8号車は「ゴロンとシート」と呼ばれる車両で浴衣、枕、掛け布団、シーツなどはないのですが開放式B寝台のベットで寝ることが出来るシートです。

利用時には特急料金で横になることが出来るので人気の席です。

1号車は女性専用車となっています。

 

2〜4号車と9〜12号車は開放式B寝台です。

ちなみに一部車両は下り羽後本荘駅〜青森駅間は立席特急券で、上り青森駅〜羽後本荘駅間は指定席特急券で利用できます。

 

5・6号車はB個室「ソロ」です。

各車両それぞれ28部屋あります。

各部屋一人で使用し、補助ベッドはありません。

個室の扉にはテンキー式の鍵が設置されていて任意の暗証番号を設定して使用します。

そして最大の特徴は他の寝台特急と異なり、通路が車両中央にあるタイプであるところです。

B寝台と同料金で個室が使えるため人気があります。

 

そして7号車は、「あけぼの」号唯一のA寝台「シングルデラックス」です。

もちろん個室で全11室あります。

この「シングルデラックス」は2人で利用したことがあるので写真を掲載します。

こちらが通路です。

とても豪華な感じがしていい雰囲気です。

そしてこちらが室内です。

室内も他の寝台特急の「シングルデラックス」(今は「あけぼの」号しかありませんが…)に比べて豪華です。

1人用ですが補助ベッドを使用することで2人で利用できる他、1号室以外は隣の部屋と壁を開閉させてつなげることが出来ます(車掌さんの許可が必要)。

室内にはテレビやBGMを流す装置があってテレビでは映画ビデオが放映されています。

このほかに机と洗面台があります。

洗面台は折り畳み式です。

下段のベッドは座席に変えることも出来ます。

こちらは補助ベッドから撮った写真です。

左が洗面台、右が机です。

そして机の上にあるのが「あけぼの」号専用のアメニティグッズです。

こちらが写真です。

JRマークと「あけぼの」号のヘッドマークが付いています。

中身にもJRマークがついていたり、いい品になっています。

「北斗星」号とは異なり、ベース色は白です。

もちろん、お持ち帰りOKなので記念品になります。

 

また車内には今では貴重になった昔の雰囲気が漂う冷却飲料水の機械があります。

写真の右側にある紙コップに入れて飲みます。

私も試しに飲んでみましたがちゃんと飲めます。

こういったものが付いているのはいいですよね。

 

こういった設備がある客車です。

今では九州方面の寝台特急が全滅し、寝台特急は豪華列車以外では「日本海」と「あけぼの」のみになってしまいました。

これからも懐かしの雰囲気と共に「あけぼの」号として走っていってほしいです。

 

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