このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

終着駅を訪ねて 信楽高原鉄道 信楽駅

 信楽高原鉄道は、JR草津線の貴生川から分岐して14.7km先の信楽に至る第3セクター鉄道です。国鉄再建法により当時の国鉄信楽線は、第1次廃止対象線区に指定されましたが、信楽町民は乗車運動を展開し、時期をおいて第3セクター鉄道への転換を決定し、1987年(昭和62年)7月に開業しました。
 しかし、転換開業後4年目の1991年(平成3年)5月に、JRからの臨時直通列車と信楽の列車が正面衝突事故を起こし、死者42名の大惨事となりました。運転を再開したのは事故後半年以上経過してからで、遺族補償など重い負担を背負いつつ営業を続けています。尚、事故後JRからの直通列車は一切運転されていません。
 このような歴史を背負いつつ、安全を誓い、地域の足として地道に活躍している信楽高原鉄道の終着駅である信楽駅を訪問しました。以下に信楽駅の様子を紹介したいと思います。

新しく、綺麗な佇まいを見せる信楽駅。駅前には小さなロータリがある。列車の到着、発車時間には、ちょっとした賑わいを見せる。

信楽と言えば、やはり信楽焼き。駅前にも信楽焼きの「たぬき」がお出迎え。

信楽駅構内。貴生川方面を望む。2番線には、車両を留置中。側線には廃車となったSKR-200形を留置。このSKR-200形は開業時より活躍していた車両だ。

貴生川方面を望む。大事故の原因の一つとなった信楽駅の出発信号機が見える。もちろん、現在は問題となった制御回路は改修済だ。

信楽駅の終端部を望む。

貴生川行きの列車が発車待ち中。この車両は、今では最古参となったSKR-200形の205号である。
日中は1時間に1本の運転頻度である。

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