このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

終着駅を訪ねて のと鉄道 蛸島駅

 のと鉄道能登線は、七尾線の終点となった穴水を起点として、富山湾に沿って宇出津、珠洲を経て蛸島に至る路線です。能登線は、1988年(昭和63年)に国鉄から第3セクター鉄道に転換され、従来タブレット閉塞であった穴水ー珠洲間を特殊自動閉塞に変更し、交換設備も新設して順調な滑り出しを見せました。しかし、2000年を過ぎたころから旅客数の減少幅が大きくなり、2002年には、大幅な減便と急行「のと恋路号」の廃止が実施されました。そして、鉄道存続の是非を問う住民アンケートを経て、ついに2004年3月に開催されたのと鉄道取締役会で2005年3月末限りで能登線を廃止することが決定されてしまいました。第3セクター鉄道の中でも、比較的輸送量が多く、華やかな話題が当初聞かれただけに廃止には驚きを隠せません。
 さて、廃止が決定されてしまったのと鉄道能登線ですが、この度終点の蛸島駅を訪問する機会を得ましたので、以下に様子をお伝えします。

簡素な作りの終点蛸島駅。基本的に国鉄時代から駅舎の改造、変更は行われていないようだ。

1面1線の簡素な作りの終着駅だ。

1本の本線がどんつまりで終了している。

珠洲方面を望む。車両の車庫などは、珠洲駅にあるために終点の蛸島は停車場形式の簡易な駅だ。

終着駅を示す駅名票。明らかに国鉄時代と異なるのは、駅名票ぐらいか?

ホームから駅舎を望む。

駅舎内の様子。冬場は、寒々しい雰囲気が漂うのだろう。

駅舎事務室が売店になっており、その関係からか出札口も開いている。この手の雰囲気の駅で出札口が開いているのはうれしくなる。

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