このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

終着駅を訪ねて 若桜鉄道 若桜駅

 若桜鉄道は、郡家ー若桜19.2kmを結ぶ国鉄若桜線の転換を受けて1987年10月14日に開業しました。全線1閉塞で、全長18m級の新潟鐵工所製の軽快気動車NDCが行き来しています。
 戦前は、旅客の他、木材や米、二十世紀梨などの出荷で賑わいましたが、戦後は輸送量が減少し続け、国鉄再建法では第1次廃止対象線区に指定されまた。しかし、その後地元の方々が乗車運動を繰り返し、第3セクター化を選択しました。
 現在の運転本数は11往復で、朝と夜を除く7往復が鳥取へ乗り入れています。朝の1往復は、JRのキハ47形2両編成(朱色1色の首都圏色)が入ってきて、国鉄時代のローカル線の姿が再現されています。

この度、若桜鉄道の終着駅、若桜駅を訪問する機会を得ましたので、紹介致します。

ローカル線の終着駅らしい郷愁を誘う駅舎である若桜駅

2001年に14年ぶりの新造車として導入されたWT-3300形。従来車の延命工事期間中に予備車が必要となることから導入された。

郡家方を望む。隣の建物は、気動車の検修庫のようである。

若桜駅の終端部。シャッター付の車庫がある。モーターカーが格納されているのだろうか?

古い駅名板。国鉄時代から使用されているものだろうか?

開業時から活躍しているWT3000形。もともとはWT-2500形であったが、2002年以降、機関出力の向上(250PS→330PS)、冷房装置の新冷媒化、台車改造などを主とする延命工事により、形式変更された。まだまださらなる活躍が期待される。

郡家方には、気動車の留置線がある。

若桜駅には、終着駅ならではのターンテーブルが廃棄同然に残されていたが、ボランティアにより整備作業が続けられている。

整備が続くターンテーブル。

復活後は、是非SL運転を実施して欲しい。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください