このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 昭和36年にデビューして以来、全国の急行列車として活躍してきた58系気動車のうち、国鉄時代のオリジナル塗色を施した車両は、2004年9月末をもって定期運用から外れ、順次廃車されています。
 国鉄色58系気動車の全車引退を前にした2004年3月27日、28日に、58系気動車急行「白兎(はくと)」のリバイバル運転が実施され、車両展示会や記念特製弁当・オリジナル鉄道グッズの発売が行われました。
 3月28日に、この急行「白兎」の雄姿を捕らえるべく山陰地方へ遠征し、近い将来姿を消す餘部鉄橋と共に写真に収めました。
急行「白兎」リバイバル運転
実は、この急行「白兎」をどこで撮影するか、撮影する直前まで悩み続けていました。と言うのも3月28日の運転は、上り列車のためほとんどの場所が逆光になるからです。ロケハンしている最中に順光で撮れる場所を発見しましたが、既に数名のカメラマンが場所取りをされていた事、さらなる人の増加が考えられる事、編成写真にはよいのですが山陰本線らしさ、「白兎」らしさが出しにくい事からパスしました。結局、山陰本線らしさ、「白兎」らしさを求めて餘部鉄橋までやって来ました。餘部駅のお立ち台には、予想通り多くの人が陣取っていましたが、後追い撮影になる事からパス。海側から真横のアングルで撮る場所に来ましたが、日陰状態になってしまう事と、やはり58系の顔が写らないのは納得できず、またまた移動。結局、上の写真の撮影場所にやって来ました。この撮影場所に到着したのは、列車通過30分前です。
予想通り強烈な逆光でしたが、ハレ切りを行いなんとか撮影。キハ58系気動車と餘部鉄橋がギラリと光る印象的な写真になりました。
急行「白兎」 山陰本線 鎧ー餘部  2004年3月28日撮影

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください