このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

列車追跡 寝台急行「銀河」 2006年1月16日

 2006年1月16日より東京へ出かける必要があり、再び寝台列車を利用しました。このところ、ダイヤ改正毎に夜行列車が削減されており、今のうちに寝台列車の旅を楽しんでおかなければと、半ば焦りすら感じております。今回利用した列車は急行「銀河」で、今春のダイヤ改正で「出雲」が廃止されることから、今後は唯一のEF65PF牽引の客車列車となります。急行「銀河」も乗客の減少が顕著で、週末以外は驚くほど乗客が少ないのが現状です。今回、「銀河」を利用するのに何か良い「とくとく切符」は無いかと探してみましたが、特に見当たりません。乗客が少ないにも関わらず、何のテコ入れも行われず、夜行列車が衰退していくのは哀しい限りです。

東京までのロングランに備え、息を整えるかのようなEF65PF。
大阪駅に入線し、発車待ち中の寝台急行「銀河」。EF65PF+24系25形編成は、かつての寝台列車定番の姿だ。
電光掲示板が急行「銀河」東京行きを告げる。
開放式B寝台の様子。車両登場時からアコモデーションは全く変わっていない。モケット、カーテン、のみが更新されている。尚、当日の「銀河」号乗車人数(新大阪駅発車時点)は、1号車1人、2号車12名、3号車0名、4号車0名、5号車2名、6号車2名である。極めて低い乗車率であり、列車の存続が危ぶまれる。
こちらの車両はもっと貴重!開放型A寝台上段である。この設備に寝台料金9540円を払う人が、今時どれほどいるだろうか?
「銀河」で使用される車両は、JR西日本宮原区の24系25形で、寝台車両の中で最も原型の姿を保っている車両である。この列車に乗れば、20年以上前にタイムスリップしたような感覚を味わえる?
鉄道ファン的に見ると、最も国鉄時代の列車をそのまま堪能できる列車の一つと言える。
開放型A寝台下段。寝台料金10500円。
A寝台車にある談話室。ロビーカーやロビールームができる前は画期的な設備であったかも知れない。
不評であった洗面設備も原型のまま。昼行特急車両は、ほとんどがリニューアルされていることを考えると残念だ。
ラッシュアワー前に東京駅に到着した寝台急行「銀河」。
「銀河」の乗車距離、乗車区間を考えると、寝ている間に移動するだけに特化したした列車と考えることもできる。しかし、活性化のためにも、もう少し利用し易い切符の発売など、テコ入れできないものだろうか?

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください