このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

列車追跡 寝台特急「北斗星」 2013年4月乗車

 元祖豪華寝台特急「北斗星」ですが、登場以来なぜか未だに乗車しかことがない寝台特急でした。関東地区と北海道を結ぶ列車で関西方面では縁が薄いのと、チケットが取れにくいという先入観、人気列車なので当面は無くならないだろうという安心感から乗車チャンスがなかなか巡って来なかったようです。
 ここにきて、残存している他の寝台列車がほとんど消滅したこと、食堂車を連結した豪華寝台特急を是非堪能したいとの思いが急速に沸き、この度、初の乗車の機会を得ました。以下に報告します。

出発を前に息を整える牽引機のDD51重連。今や旅客列車をディーゼル機関車が牽引する定期列車は急行「はまなす」を含む北海道ブルトレのみである。
発車時刻の約10分前に札幌駅に入線。
待望の「北斗星」初乗車。今まで何度も「北斗星」の走行写真を撮影しているのに、乗るのは初めてである。回送「北斗星」が手稲方面から札幌駅に入線する。
そして、上野へ到着。快適で楽しい旅が終了した。「北斗星」の旅は本当に素晴らしい。もう一度利用したい。この後、推進運転により「北斗星」編成は尾久へ回送される。
この日の牽引機はカシオペア機であった。EF510 500番台の若番機が早くもJR東日本から除籍された模様で、今後はカシオペア機の登板確率が上がることだろう。
函館駅発車準備を整えた「北斗星」号。北海道新幹線開業後は少なくともED79電気機関車は、電源仕様、保安装置仕様の関係から廃車される見込みである。
函館駅に到着後、青函トンネル専用機関車ED79を連結。
当日の編成は下記の通り
DD51 1095
DD51 1093
EF510 510

1 オハネフ25 15
2. オハネフ24 501
3 オハネ25 563
4 オハネ25 561
5 オハネ25 552
6 スハネ25 501
7 スシ24 504
8 オロネ25 505
9 オロハネ25 503
10 オロハネ24 553
11 オハネフ25 14
12 カニ24 507

ED79 9
食後は車内探検へ出かけてみた。オハネフの貫通扉に北斗星のテールマークを発見。
朝のんびりした空気が漂う食道車。食堂車のスシ24は北斗星用に改造されてからも25年以上経過し疲れは隠せないが、クルーや食事の質は変わらない。
和朝食を頂く。本当においしい。食堂車を担当するNRE社のこだわりを感じる。
朝食はもちろん、グランシャリオ食堂車へ。余裕のひとときが流れる。
さて、一夜明けて福島へ到着。阿武隈急行がお迎え。
この日はなぜかロビーに人が少なく、余裕の状態で吉岡海底駅を見届けることができた。
食後はロビーへ行って、青函トンネル通過を堪能。上り列車は22時過ぎの通過なので無理なく青函トンネルを楽しめる。
函館駅発車後は待望の食堂車「グランシャリオ」へ。既にパブタイムとなっており、「サッポロビール」に「北海道ソーセージ」、「きのこのパスタ」を頂く。どれも本当においしい。
函館駅でひっそりと発車を待つ。本日最後の乗降可能停車駅である。
LEDでは無い方向幕が旅情を誘う。このタイプの方向幕も車両置き換えにより激減した。
青函トンネル専用機関車ED79の連結作業中。
連結側にもヘッドマークが掲げられている。これは、折り返し青森から下り北斗星」の牽引も担当するからである。
今晩の私の部屋はB個室ソロである。「カシオペア」が2人用個室のみなので、「北斗星」の一人用個室は、「ロイヤル」はもちろんのこと「ソロ」も人気は高い。
行先案内の「寝台特急」が旅情をかきたてる。
DD51を先頭に4番線へ入線。

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