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ICE 1の成功により、ドイツ国内のICを順次ICEに置き換えることになったが、ICE 1は、標準で14両編成を組み、運行区間によっては輸送力が過剰となる場合があった。
そこで、ICEの第二世代車両では、編成の一端に動力車を、もう一端には制御客車(運転台付き客車)を配し、この間に6両の客車を連結して、8両編成の構成とした。短い編成とすることで、需要の少ない区間への乗り入れを行えるようにしたほか、分割併合に対応することにより、複数の行先をカバーできるようになった。
制御客車を先頭に走行する際には最高速度が200km/hに制限される。そのため高速運転時での運用に支障が生じるため、高速新線上では原則として、制御客車同士が向き合う形で、2編成を併結して運行される。
制御方式は基本的にICE 1と同様で、インバータ制御方式を採用し、定格出力1,200kWの三相交流誘導電動機を4個搭載する。ICE2は1995年 - 1997年に44編成が製造された。また、予備の動力車2両と、予備の制御客車1両も製造された。
ドイツ鉄道 ICE2
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