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〜いつもの駅から世界へ〜
関西空港線 Kansai Airport−Line                                     H21.5.25 更新


スカイゲートブリッジと日本航空B767

線区データ
営業キロ日根野〜関西空港 11.1km
駅数3駅
全線開通1994年(平成6年)6月15日
線路全線複線・全線電化

関西空港線は大阪湾に位置する関西国際空港へのアクセス路線です
日根野〜りんくうタウン間はJR西日本が管轄しています
そして、南海電鉄の空港線と共同で使用している、りんくうタウン〜関西空港間は関西国際空港株式会社が管理しています
ただし、関西国際空港株式会社は路線を保有しているのみの第三種鉄道事業者であり、運行や保守点検はJR西日本と南海電鉄が行っています
アーバンネットワークの路線の運転指令は新大阪指令所で行っていますが、関西空港線だけは関西空港指令所があります
関西空港線の運転業務は主にJR西日本の関西空港指令所が行い、駅の営業業務は主に南海電鉄が行っています
その為、りんくうタウン駅と関西空港駅の案内表示や自動放送は南海電鉄の物が使用されています

関西空港線の開業は1994年(平成6年)6月15日です
関西国際空港に勤務する従業員の為に空港が開港する前に開業しました
開業時は天王寺〜関西空港間を走る関空快速と日根野〜関西空港間を走るシャトル列車が運転されていました
そして、同年の9月4日に関西国際空港が開港し、関空特急「はるか」がデビューしました
開業当時の「はるか」は全車指定席で京都駅にはK−CAT(京都シティエアターミナル)が設置されていました。京都駅には「はるか」専用の改札口があり、関西国際空港のチェックイン手続きを行うこともできました
関空快速の運転区間も広がりまして、京橋・JR難波・天王寺発着になりました。当時は8両編成のうち6両が京橋行き、2両がJR難波行きになっていて天王寺駅で連結・解放をしていました
1995年(平成7年)からは京橋〜関西空港間で関空特快「ウイング」の運転が始まりました。停車駅は大阪・天王寺・堺市・鳳・和泉府中・日根野・りんくうタウンと、特急並みの早さでした。6両のうち最後部の1両は指定席になっていました。また、同年に姫路〜新大阪〜関西空港を運転する特別快速「ウエスト関空」も運転されるようになりました
1996年(平成8年)にはJR難波駅にOCAT(大阪シティエアターミナル)が完成し、空港のチェックインが駅でできるようになりました。関空快速の一部車両が荷物室に改造され、手荷物の輸送を行っていましたが、こちらは京都駅に比べて利用率が悪く2年で廃止になってしまいました
1998年(平成10年)に関空特急「はるか」に自由席が設けられました。また、これまでは阪和線内はノンストップで運転されていましたが、一部列車が日根野駅に止まるようになります
1999年(平成11年)に阪和線では大規模なダイヤ改正が実施され、関空快速は和歌山行きの紀州路快速と併結運転を行うようになりました。関空特快「ウイング」と「ウエスト関空」は廃止となり、指定席もなくなりました
2002年(平成14年)に京都駅に設置されていたK−CATがアメリカ同時多発テロ事件の影響で閉鎖となり、関空特急「はるか」でチェックイン後の手荷物を輸送するサービスも中止されました。現在も281系には荷物室が残っています
そして、2008年(平成20年)にJR難波への関空快速の乗り入れが廃止になりました

現在、関西空港線で使用されている電車は2種類だけです
関空特急「はるか」に使用される電車は281系、関空快速に使用される電車は223系です
また、南海電鉄の空港線で使用されている電車は、特急「ラピート」が50000系、空港急行・普通は9000系などです

関西空港線の運行形態は基本的に阪和線からの直通運転です
ただし、朝と夜だけ日根野〜関西空港間運転のシャトル(普通列車)が運転されます
関空快速は天王寺行き、大阪経由京橋行き、大阪・京橋経由天王寺行きが運転されます
直通快速も朝ラッシュ時に大阪経由京橋行き、大阪・京橋経由天王寺行きが運転されます
一部の列車を除き、京橋・天王寺〜日根野間で和歌山方面への紀州路快速と併結運転を行います
関空特急「はるか」は京都〜関西空港間の運転です。一部列車は草津・米原まで運転を行います

京阪神から関西空港へのアクセスは関西空港線以外にも様々な交通機関があります
特にリムジンバスが日本全国から運行されていて、運賃も安くなっています
競合路線である南海電鉄も運賃が安くなっています
なんば〜関西空港では空港急行で890円、特急ラピートのレギュラーシート利用で1390円です
JR難波〜関西空港で関空快速を利用すると1030円、天王寺〜関西空港で関空特急はるかの自由席を利用すると1760円です
2006年の関西空港へのアクセスはJRが約39%、南海電鉄が約33%、リムジンバスが27%となっています

関西国際空港では、2007年8月2日より第2滑走路の併用が開始されました
世界標準の24時間空港実現を迎え、より便利で快適な空港になった関西国際空港は利用客の増加が見込まれます
世界へ羽ばたく関西空港線はこれからも日本と世界を結んでいきます

関空特急「はるか」(JR京都線・新大阪駅にて) 特急「ラピートβ」

9000系と223系 関西空港駅

特急列車
特急「はるか」(米原・草津・京都〜関西空港)

駅ガイド
駅名
読みがな













日根野ひねの
りんくうタウンりんくうたうん
関西空港かんさいくうこう

停車駅凡例
● 全ての列車が停車
○ 一部の列車が停車
↓ 通過
− 種別設定なし

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