このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜江の川を走る超閑散線区〜
三江線 Sanko−Line


江の川を渡るキハ120系

線区データ
営業キロ江津〜三次 108.1km
駅数35駅
全線開通1975年(昭和50年)8月31日
線路全線単線・全線非電化

島根県の江津駅から広島県の三次駅を結ぶ三江線は全線通しでを走る列車が上下線合わせて1日に3本しかありません。

三江線は1930年(昭和5年)4月20日に鉄道省が石見江津(現在の江津)〜川戸間を開業させたところから始まります。その後も7年間をかけて浜原まで開業させました。1955年(昭和30年)3月31日には式敷〜三次間が開業して「三江南線」となりました。すでに開通していた石見江津〜浜原間は「三江北線」と名称変更されました。1963年(昭和38年)には三江南線の口羽〜式敷間が開業しました。そして、1975年(昭和50年)8月31日に浜原〜口羽間が開業されて、三江北線と三江南線は「三江線」として全線開通しました。
1987年(昭和62年)から臨時列車として急行「江の川」が広島〜浜田間を芸備線・三江線・山陰本線経由で運転を始めました。三次〜浜田間は快速列車として運転していたので三江線内は一度も急行・特急列車が走らなかった事になります。
急行「江の川」は1994年(平成6年)から運転が行われなくなりました。

沿線風景は、江津駅から発車した列車はすぐに山陰本線と離れて江の川沿いを走り始めます。しばらくは住宅地が続き、石見川本駅で少し市街地になります。その後は農村部を走り続けて行き、非常に高所にある事で有名な宇都井駅を通ります。
宇都井駅を過ぎると広島県内に入ります。尾関山駅あたりから急に都市部へ入り、三次駅に到着します

三江線で使用されている車両はキハ120系です。全列車ワンマン運転を実施しています
一部の車両にはトイレの設備がありませんので長距離乗車の場合は要注意です。列車によっては時刻表に載っていない、トレイ休憩を行う場合もありますができるだけ乗車前に済ましておく方が良いです。

運行形態は全線を通しで走る列車が三次行きは2本、江津行きは1本です。これ以外に江津〜浜原、江津〜石見川本、浜原〜三次、口羽〜三次 の区間運転列車があり、上下線合わせて17本運転されていました。
昼間の列車は長谷駅を通過します。これは元々長谷駅が仮乗降場であり国鉄からJRに移行するときに正式に駅となったためです。

三江線は2006年(平成18年)7月18日に集中豪雨で土砂崩れが発生し約1年間運転見合わせとなっていました
一時はそのまま廃線の話が持ち上がりましたが、復旧工事が進められることになりました。
2007年(平成19年)6月16日に三江線は全線運転再開となりました

キハ120系 江津本町駅

三江線全通記念碑 浜原駅にて

 

特急列車
特急列車は運行されていません
 

駅ガイド
駅名
読みがな




江津ごうつ

江津本町ごうつほんまち

千金ちがね

川平かわひら

川戸かわど

田津たづ

石見川越いわみかわごえ

鹿賀しかが

因原いんばら

石見川本いわみかわもと

木路原きろはら

たけ

乙原おんばら

石見簗瀬いわみやなぜ

明塚あかつか

粕淵かすぶち

浜原はまはら

沢谷さわだに

うしお

石見松原いわみまつばら

石見都賀いわみつが

宇津井うづい

伊賀和志いかわし

口羽くちば

江平ごうびら

作木口さくぎぐち

香淀こうよど

式敷しきじき

信木のぶき

所木ところぎ

船佐ふなさ

長谷ながたに

粟屋あわや

尾関山おぜきやま

三次みよし


停車駅凡例
● 全ての列車が停車
○ 一部の列車が停車
↓ 通過
− 種別設定なし

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