このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
〜ニッポンの大動脈〜 線区データ 現在の東海道本線はJR東日本・JR東海・JR西日本の3社に跨ります。東京〜熱海間がJR東日本、熱海〜米原がJR東海、米原〜神戸がJR西日本です。境界駅の熱海はJR東日本、米原はJR西日本の管轄になっています 特急列車は前記のした通り、全区間を走る列車は寝台列車のみです 1960年(昭和35年)には「つばめ」「はと」が客車列車から電車に置き換えられました。列車名は「つばめ」に統一され東京〜大阪間の所要時間は約6時間30分でになりました。この所要時間は東海道本線(新幹線を除く)を結んだ旅客列車で最も早く、現在も記録が破られていません 日本の歴史と共に走り続けた東海道本線は今日も多くの人・物・文化を運んでいます 特急列車 寝台特急「サンライズ瀬戸」(東京〜高松) 駅ガイド ■JR東海管区 ■JR西日本管区
東海道本線 Tokaido−Line H21.4.10 更新
営業キロ ■JR東日本管区 東京〜熱海 104.6km
■JR東海管区 熱海〜米原 341.3km
■JR西日本管区 米原〜神戸 143.6km
(全線 589.5km) ※支線・貨物線を除く
駅数 ■JR東日本管区 32駅
■JR東海管区 80駅
■JR西日本管区 49駅
(全線 161駅) ※支線・貨物駅を除く
全線開通 1889年(明治22年)7月1日 線路 東京〜小田原 複々線・電化
小田原〜名古屋 複線・電化
名古屋〜稲沢 複々線・電化
稲沢〜草津 複線・電化
草津〜神戸 複々線・電化
東海道本線の歴史は日本の鉄道歴であるといっても過言ではありません
19世紀にイギリスで鉄道が始めて走り始めてから約50年後に日本でも鉄道が走りはじめました
日本史の勉強になりますが、当時の日本は明治維新後のことで近代国家へ向けてめざましい発展を遂げていました
国はイギリスから技術者を雇い鉄道の建設を開始しましたが、近隣住民から苦情が多数あったため鉄道用地は人の少ない場所が選ばれることになりました。そこで海の近くの砂浜や海上に作られた石垣に線路を敷設することになりました
1872年(明治5年)6月12日に品川〜横浜(現在の桜木町)間で仮営業が始まりました
試運転には当時の総理大臣だった伊藤博文などが乗車したそうです
そして、同年10月14日に新橋〜横浜間で正式に開業し、汽車の運転が行われました
ちなみに当時は旧暦が使用されていたため、旧暦での開業は9月12日です。現在10月14日は「鉄道の日」となっています
一方、関西では1874年(明治7年)に大阪〜神戸間が開業しています
この時の鉄道は大変高級な乗り物だったので限られた階級の人しか利用できませんでした
東海道本線は大阪の方から延び始めました
大阪〜京都間は1877年(明治10年)に開通しました。その後も京都から大津まで開業しましたが、琵琶湖があったため大津〜長浜間が開業するのはずっと先になります
1883年(明治16年)に長浜〜関ヶ原間が開業し、翌年には大垣まで開業します
長浜〜名護屋(現在の名古屋)間は1887年(明治20年)に開通しました。この区間の開通によって神戸から名古屋は途中で琵琶湖の航路を利用して繋がりました
この頃になってようやく東のほうから線路が延びます
新橋〜国府津が開通し、その2年後には箱根を避けたルートで静岡まで開通しました
静岡まで開通した同年に路線は浜松まで開通し、西から伸びてきた路線と繋がりました
そして、1889年(明治22年)7月1日に関ヶ原〜米原間が開業して、新橋から神戸がついに全線開通しました。
1914年(大正3年)12月20日に東京駅が開業します。開業日に東海道本線は東京〜神戸と改められました。東京駅開業に伴い、新橋駅は貨物駅の汐留駅になり、東京のターミナルの機能を東京駅へ譲りました。現在の新橋駅は当時の烏森駅がこの時に改称されました
東京駅開業から3年後に東海道本線が全線複線化されます
1934年(昭和9年)に熱海〜沼津間にトンネルが開通し、旧線は御殿場線になりました。この日に東海道本線は現在と同じ形になりました
1964年(昭和39年)10月1日に東海道新幹線が開業しました。これにより東京〜大阪間の長距離運行列車の多くが廃止になりました
東海道新幹線が開通してからは、全区間を通しで走る列車が寝台列車のみになりました
普通列車で使用される列車も多彩です
JR東日本管内ではE231系・E217系・211系です
JR東海管内は313系、311系・211系・117系が運行されています
そして、JR西日本管区では223系・221系・321系・207系が使用されています
区間により列車本数が少なくなるところがありますが全区間を通して乗客は多いです
東京〜熱海間では東海道本線は有楽町などに止まりません。各駅に止まる電車は京浜東北線や山手線になります
この区間は湘南新宿ラインや横須賀線などから乗り入れる様々な列車が運行されます
熱海〜豊橋間は主に特急と普通のみが運転されています。新幹線に乗り換えやすいダイヤ設定になっています
豊橋〜大垣間は名古屋を中心としたダイヤ設定になっています。特別快速と新快速も運転されています
時間帯によっては武豊線直通列車も運転されています
大垣〜米原間は東海道本線の中で最も列車本数が少なくなります
美濃赤坂線の大垣〜美濃赤坂間も東海道線の一部です
米原〜神戸間は新快速や快速が運転され、北陸本線・湖西線から直通列車も多数あります
大阪を中心としたダイヤ設定になっていて、普通列車は福知山線へも乗り入れます
なお、神戸止まりの列車は数本だけの設定で、ほとんどの列車は山陽本線へ直通します
東海道本線にはかつて多くの急行・特急列車が走っていて、長い歴史があります
1896年(明治29年)に新橋〜神戸間に初めて急行列車が走ります。全区間の所要時間は約17時間もかかりました
1929年(昭和4年)に日本初の愛称付列車である特急「富士」と特急「桜」が誕生しました。翌年には超特急とよばれた「燕」(つばめ)が誕生して東京〜神戸間の所要時間は約8時間になりました
1942年(昭和17年)に関門トンネルが開通し、多くの特急が九州まで運転されるようになりました。「富士」は東京〜長崎、「桜」は東京〜鹿児島と運転区間が大きく広がりました
戦時になると多くの列車が廃止になり、全ての特急列車と急行列車が廃止されました
戦後に東京〜大阪間を結ぶ特急「へいわ」が誕生し、5年ぶりに東海道本線に特急列車が走りました
急行「銀河」も誕生し復興へのあゆみが始まりました
1950年(昭和25年)には多くの特急・急行列車が復活し、列車の愛称が一部変更となりました。この年に特急「はと」が誕生し、「つばめ」「はと」は東京〜大阪を結ぶ名物列車として当分の間運転されていきます。この当時の所要時間はまだ約8時間で、「燕」がいかに早い列車だったのかが伺えます
最近まで残っていた「彗星」や「出雲」もこの頃に誕生しています
1956年(昭和31年)に東海道本線が全線電化され東京〜大阪間の所要時間は約7時間30分となりました。
1958年(昭和33年)に東京〜大阪間で特急「こだま」が誕生します。所要時間は約6時間50分で日帰り出張が可能になったことから「ビジネス特急」とも呼ばれました
この年には「はやぶさ」「あかつき」等が誕生して、これまでの特急とあわせて「ブルートレイン」と呼ばれるようになりました
多くの電車特急が誕生し、少しづつSLが牽引する客車列車が減ってきました
この頃に使われていた機関車はEF58形電気機関車で、現在でも残っているものがあります
1964年(昭和39年)に東海道新幹線が開業しました。「こだま」「つばめ」など多くの特急列車が廃止や行先変更になったり、夜行列車化されました。翌年のダイヤ改正で東京〜大阪の新幹線所要時間は約3時間10分になりました。
1968年(昭和43年)に東海道本線の昼行列車はすべて廃止になりました。東京からの夜行列車もかなり減りました
山陽新幹線が博多まで開業した1975年(昭和50年)には国鉄の経営悪化もあり大規模な列車の整理が行われ、特急・急行列車の減便・廃止・併結運転などがおこなわれました
2009年(平成21年)には東海道本線最後のブルートレイン「富士・はやぶさ」が惜しまれつつ廃止になり、一つの時代が幕を降ろしました。 現在、東京駅を発着する寝台列車は「サンライズ瀬戸・出雲」だけになっています
寝台特急「サンライズ出雲」(東京〜出雲市)
寝台特急「日本海」(大阪〜青森)
特急「踊り子」(東京〜伊東・伊豆急下田・修善寺)
特急「スーパービュー踊り子」(東京・池袋・新宿〜伊豆急下田)
特急「成田エクスプレス」(大船・横浜・大宮・高尾・池袋・新宿・品川〜成田空港)
特急「ワイドビューふじかわ」(静岡〜甲府)
特急「ワイドビューしなの」(大阪・名古屋〜長野)
特急「ワイドビューひだ」(大阪・名古屋〜高山・飛騨古川・富山)
特急「しらさぎ」(名古屋・米原〜金沢・富山・和倉温泉)
特急「雷鳥」(大阪〜金沢)
特急「サンダーバード」(大阪〜富山・魚津・和倉温泉)
特急「びわこエクスプレス」(大阪〜米原)
特急「はるか」(米原・草津・京都〜関西空港)
特急「くろしお」(京都・新大阪・天王寺〜紀伊田辺・白浜・新宮)
特急「スーパーくろしお」(京都・新大阪〜和歌山・新宮)
特急「オーシャンアロー」(京都・新大阪〜新宮)
特急「スーパーはくと」(京都〜鳥取・倉吉)
特急「北近畿」(新大阪〜福知山・豊岡・城崎温泉)
特急「文殊」(新大阪〜天橋立)
特急「タンゴエクスプローラー」(新大阪〜宮津・久美浜)
特急「はまかぜ」(大阪〜香住・浜坂・鳥取)
急行「きたぐに」(大阪〜新潟)
■JR東日本管区
急
イ
ナ
|
勤
快
速
別
快
速
速
通
ガ
イ
ド東京 とうきょう
有楽町 ゆうらくちょう
新橋 しんばし
浜松町 はままつちょう
田町 たまち
品川 しながわ
大井町 おおいまち
大森 おおもり
蒲田 かまた
川崎 かわさき
鶴見 つるみ
新子安 しんこやす
東神奈川 ひがしかながわ
横浜 よこはま
保土ケ谷 ほどがや
東戸塚 ひがしとつか
戸塚 とつか
大船 おおふな
藤沢 ふじさわ
辻堂 つじどう
茅ケ崎 ちがさき
平塚 ひらつか
大磯 おおいそ
二宮 にのみや
国府津 こうづ
鴨宮 かものみや
小田原 おだわら
早川 はやかわ
根府川 ねぶかわ
真鶴 まなづる
湯河原 ゆがわら
熱海 あたみ
(名古屋方面へ)
急
イ
ナ
|
別
快
速
快
速
速
間
快
速
通
ガ
イ
ド(東京方面から) 熱海 あたみ
函南 かんなみ
三島 みしま
沼津 ぬまづ
片浜 かたはま
原 はら
東田子の浦 ひがしたごのうら
吉原 よしわら
富士 ふじ
富士川 ふじかわ
新蒲原 しんかんばら
蒲原 かんばら
由比 ゆい
興津 おきつ
清水 しみず
草薙 くさなぎ
東静岡 ひがししずおか
静岡 しずおか
安倍川 あべかわ
用宗 もちむね
焼津 やいづ
西焼津 にしやいづ
藤枝 ふじえだ
六合 ろくごう
島田 しまだ
金谷 かなや
菊川 きくがわ
掛川 かけがわ
愛野 あいの
袋井 ふくろい
磐田 いわた
豊田町 とよだちょう
天竜川 てんりゅうがわ
浜松 はままつ
高塚 たかつか
舞阪 まいさか
弁天島 べんてんじま
新居町 あらいまち
鷲津 わしづ
新所原 しんじょはら
二川 ふたがわ
豊橋 とよはし
西小坂井 にしこざかい
愛知御津 あいちみと
三河大塚 みかわおおつか
三河三谷 みかわみや
蒲郡 がまごおり
三河塩津 みかわしおつ
三ケ根 さんがね
幸田 こうだ
岡崎 おかざき
西岡崎 にしおかざき
安城 あんじょう
三河安城 みかわあんじょう
東刈谷 ひがしかりや
野田新町 のだしんまち
刈谷 かりや
逢妻 あいづま
大府 おおぶ
共和 きょうわ
南大高 みなみおおだか
大高 おおだか
笠寺 かさでら
熱田 あつた
金山 かなやま
尾頭橋 おとうばし
名古屋 なごや
枇杷島 びわじま
清洲 きよす
稲沢 いなざわ
尾張一宮 おわりいちのみや
木曽川 きそがわ
岐阜 ぎふ
西岐阜 にしぎふ
穂積 ほづみ
大垣 おおがき
垂井 たるい
関ヶ原 せきがはら
柏原 かしわばら
近江長岡 おうみながおか
醒ケ井 さめがい
米原 まいばら
(大阪方面へ)
急
行
快
速
速
間
快
速
通
ガ
イ
ド(名古屋方面から) 米原 まいばら
彦根 ひこね
南彦根 みなみひこね
河瀬 かわせ
稲枝 いなえ
能登川 のとがわ
安土 あづち
近江八幡 おうみはちまん
篠原 しのはら
野洲 やす
守山 もりやま
栗東 りっとう
草津 くさつ
南草津 みなみくさつ
瀬田 せた
石山 いしやま
膳所 ぜぜ
大津 おおつ
山科 やましな
京都 きょうと
西大路 にしおおじ
向日町 むこうまち
長岡京 ながおかきょう
山崎 やまざき
島本 しまもと
高槻 たかつき
摂津富田 せっつとんだ
茨木 いばらき
千里丘 せんりおか
岸辺 きしべ
吹田 すいた
東淀川 ひがしよどがわ
新大阪 しんおおさか
大阪 おおさか
塚本 つかもと
尼崎 あまがさき
立花 たちばな
甲子園口 こうしえんぐち
西宮 にしのみや さくら夙川 さくらしゅくがわ 芦屋 あしや
甲南山手 こうなんやまて
摂津本山 せっつもとやま
住吉 すみよし
六甲道 ろっこうみち
灘 なだ
三ノ宮 さんのみや
元町 もとまち
神戸 こうべ
停車駅凡例
● 全ての列車が停車
○ 一部の列車が停車
↓ 通過
− 種別設定なし
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください