このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

第6回 山より山にかけ渡し 「餘部鉄橋」


餘部鉄橋とは?
山陰本線の鎧駅〜餘部駅間にある鉄橋です。
日本でも有数のトレッスル橋梁で鉄道ファンだけでなく観光地としても人気があります。
トレッスル橋梁とは鉄鋼で組んだ櫓状の橋のことで日本全国でも約10ヶ所しかありません。
高さは310.59mあり、日本一の高さを誇ります。

特急「はまかぜ」


餘部鉄橋全景


駅のすぐ近くには展望台があり、絶好の撮影スポットになっています。
季節や時間によって風景が変わり、様々な美しい姿を見ることが出来ます。

鉄橋からの風景


1986年(昭和61年)には強風により回送列車が鉄橋から転落するという大惨事がありました。
現在は、鉄橋の下に慰霊碑が建てられています。
事故を踏まえて餘部鉄橋は風速20m以上で運転見合わせを行うようになりました。

餘部駅ホーム

管理人も1時間ほど足止めを食らったことがあります・・・
赤く光っているのが強風警報の信号です

このように、台風や吹雪で運転休止が多発し山陰本線のネックになりました。
1912年(明治45年)の開通から約一世紀・・・2007年春にコンクリート橋への架け替え工事が始まりました
この美しい光景が見ることが出来るのもあと僅かです


周辺案内
喫茶店と小さなコンビニがあります。
注意が必要なのはトイレです!
トイレは山を降りた所になりますのでホームから徒歩15分はかかります。
自販機も山を降りなければなりません・・・
宿泊なら民宿・旅館が数件あります。
カニのシーズンは混雑が予想されますので予約をお忘れなく。

アクセス
大阪・神戸方面から特急「はまかぜ」が運転しています。
繁忙期は浜坂まで運転を行うので、餘部鉄橋も通ります。
または、「スーパーはくと」で鳥取を経由するルートもあり、時間もさほど変わりないです。
ゴールデンウィークは臨時列車「あまるべロマン号」も運転されます
この列車は最前部と最後部が展望車になっています。
全車自由席なので追加料金も不要です!

あまるべロマン号

餘部駅から鉄橋を望む


おまけ「餘部鉄橋と余部鉄橋」
ネットで検索すると餘部鉄橋と余部鉄橋の両方が出てきますが正しいのは「餘部鉄橋」です。
駅名も「餘部駅」です。
ちなみに余部(よべ)駅は姫新線の駅です。
JRのパンフレットには余部鉄橋と記載されていますがこれは読み方が難しいので、こちらの方で記載しているそうです

JRおでかけネット(餘部駅)へ
トップページへ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください