このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<115系 近郊形電車(JR西日本)>

(撮影:D16編成 「普通・1321M/三原」  瀬戸〜上道  2007/11/10)
【解説】

 
115系は、1963年〜1983年にかけて長期にわたり製作された車両です。番台も多数存在し、新潟県から山口県までの広範囲で活躍しています。基本的な構造は113系と同様で、モーターもMT54形主電動機を採用しています。113系と大きく異なる点は、寒冷地での運用を考慮して屋根上の通風器が雪の入りにくい押し込み式になり、側扉が車内保温のために半自動の機能が追加され、勾配線区を下るときに使用する抑速ブレーキを装備している点です。車内はセミクロスシートで、113系と同様です。
 JR西日本が継承した車両は、N30・N40といわれる体質改善工事が施工されている車両がほとんどで、この工事を施工した車両は、写真のような塗色に変更されています。座席は、体質改善工事施工時に223系に準じた転換式クロスシートに変更され、登場時のセミクロスシートより快適になっています。通常の3・4両編成の他に、中間車を先頭車化改造した車両や、117系から中間車を編入した3500番台など、バリエーションも豊富です。
【運用】

 
山陽本線(姫路〜下関)では、大半の普通列車が岡山電車区・広島運転所・下関地域鉄道部の115系で運用されています。この他にも中国地方の各線で運用され、山陰本線・伯備線などの閑散線区では、同系の2両編成でワンマン運転を行っています。

(撮影:K4編成 「普通・1315M/三原」  万富〜熊山  2007/11/10)

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