このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

117系 直流近郊形電車

(撮影:S4編成 「臨時快速/大海」  東上〜野田城  2005/5/5)
【解説】

 117系は私鉄との競争が激しい関西圏において、国鉄が新快速のグレードアップのために登場させた車両で、昭和54年に登場しました。東海地区には昭和57年に投入され、153系等の急行形車両を置き換え、快速列車に使用されることになりました。登場時の車体色は、クリーム地に茶色の帯という塗色でしたが、JR東海に移行後にアイボリー地にオレンジ色の帯となりました。当初は帯が2本ありましたが、塗装の簡略化及び313系等に準じたものとするため、現在は1本帯になっています。
 登場時は6両編成でしたが、昭和61年に1編成を4両に組み換える改造が行われ、その際に6両を3両ずつに分け、新製した先頭車両を連結したため、先頭車両の片一方は若干仕様が異なっています。この先頭車は、100番台・200番台に区分されて、トイレなし・側窓1段降下式・ボルスタレス空気バネ台車などに変更されています。
 車体は両開き2扉で、座席はドアより1列・車端部を除き転換式クロスシートが採用されています。吊革は設置していませんが、一部の先頭車(S3・S10編成)は車端部のロングシート化改造とともに吊革が設置されています。
 S11編成は国鉄色に復元され、S9編成はイベント列車「そよ風トレイン117」となりました。大垣車両区に4両編成・18本の72両が在籍していましたが、平成22年度
に313系4次車の投入により廃車が発生し、平成24年度までに一般車が廃車となり、平成25年夏でS9編成も廃車となり、JR東海から117系は消滅しました。。
【運用】

 JR移行前後は、東海道線等の快速運用に集中的に使用されていましたが、後継の311系・313系の登場により、晩年は朝夕を中心とした運用になっていました。

(撮影:S2編成他 「区間快速・3600F/浜松」  鷲津〜新居町  2008/8/15)

(撮影:S11編成 「普通・936M/浜松」  新所原〜鷲津  2009/11/20)
 
(撮影:2306F 新快速/岡崎 S11編成他  岐阜〜木曽川  2012/1/12)

(撮影:快速・佐久間レールパーク号/中部天竜」 S10編成 西岡崎〜岡崎  2009/5/23)
 
(撮影:回9530F 「水都大垣トレイン」送り込み回送 S9編成  岐阜〜木曽川  2013/4/13)

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