このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<123形 直流近郊形電車(JR東海)>

(撮影:W4編成 「普通・3541G/西富士宮」  竪堀〜入山瀬  2006/5/21)
【解説】

 JR東海のクモハ123形電車は、昭和62年〜63年に荷物輸送に活躍していたクモユニ147形・クモヤ145形を改造して作られた車両です。クモユニ147形から改造された車両は40番台、クモヤ145形から改造された車両は600番台となっています。
 40番台は、1987年1月に5両が改造されました。外観の特徴は運転台後に片開き扉を設けた2扉車です。1989年には、インバータークーラー(C-AU711)が取り付けられ、5040番台に改番されました。また、1990年のワンマン化改造の際に5045のみ前面に貫通扉が設置され5145に再改番されています。
  600番台は、昭和63年3月に2両が改造されました。外観の特徴は、改造元のクモヤ143形が貫通扉を持っていたため、幌付きの前面貫通扉タイプになっています。また、運転台後と中央に片開き扉を設けた3扉車です。同年12月に冷房改造(C-AU711)されましたが、電動発電機(MG)からの電源供給とにため改番はされていません。平成2年には、40番台と同様にワンマン改造がされています。
  室内は、全車ともにオールロングシートです。主電動機は、101系・111系と同一のMT46形でしたが、平成12年に113系と同様のMT54形に変更されました。 塗色は、JR東海標準の白地に湘南帯となっています
 
晩年は、静岡車両区に7両が配置されていましたが、平成18年〜19年の313系3次車の増備により、全ての車両が廃車となりました。
【運用】

 
身延線内の「富士〜西富士宮」間の区間列車に1両〜3両で使用されていましたが、東海道線での運用もありました。

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