【解説】 12系客車は昭和44年に登場し、総勢500両余りが製造されました。車内は急行形電車・気動車と同様に4人掛けのオールクロスシートです。しかし、折扉を採用したため戸袋がなく、急行形電車・気動車で設置されていた車端の2人掛け席(S席)がありません。そのため定員は88名に増えています。車内のサービス電源はスハフ12形の床下のディーゼル発電機でまかなうので、牽引する機関車を選びません。 JR西日本・京都総合車両所には、SL列車用に原型(青色に白帯)の12系客車6両が配置されています。
【運用】 現在は、定期運用はもっていません。廃車が進行し残る車両はわずかで、原型の車両は6両のみしか存在せず、他はジョイフルトレインなどに改造されてた車両です。団体列車や、SL列車、トロッコ列車などに運用されています。
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