このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

165系 直流急行形電車(上沼垂)

(撮影:M4編成 「快速・3763M/新潟」 新潟駅 2001/3/2)
【解説】

 165系は、153系の出力を増強させて勾配線区で使用できる車両として、試作車が昭和38年2月に登場しました。2扉固定式クロスシート(グリーン車は回転式リクライニングシート)で、幌枠の突き出た前面強化型の高運転台です。昭和40年代後半から新幹線の開業や電車特急の進出もあり、地方線の急行・快速に転用されていきました。
 JR東日本上沼垂運転区に所属していた165系は、晩年は3両編成×6本の18両が在籍して、全車が夜行快速「ムーンライトえちご」(新宿〜新潟・村上)用に白色に鼠色と黄色の帯という派手な塗色で活躍していました。車内はグリーン車用の回転式リクライニングシートや読書灯を装備していました。ほとんどの車両が未改造の大型の前照灯のままでした。
【運用】

 平成9年10月に急行「赤倉」が特急「みのり」へ格上げされ定期急行運用は消滅し、平成15年4月1日から快速「ムーンライトえちご」が485系6両編成に置き換えられ、定期運用を離脱しました。その後は臨時列車や団体列車へ運用され、平成15年夏には2本6両が国鉄急行色(湘南色)に戻され、リバイバル急行などで活躍しました。しかし、平成15年9月28日の「さよならこころ」の運転をもって運用を終了しました。これによってJR各社から直流急行形電車が消滅しました。

(撮影:M2編成他 「快速フェアーウェイ/黒磯」 大宮駅 撮影日不明)

トップページに戻る 急行形車両のページに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください