このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<583系 交直両用特急形電車(JR西日本)>

(撮影:B02編成 「急行・きたぐに/新潟」  青海川〜鯨波  2011/4/30)
【解説】

 
寝台列車は夜に運用されるため、昼間は車庫で留置しているというのが常識でしたが、それでは効率が悪いということで、1967年に世界でも類を見ない寝台と座席の兼用電車として登場した581系の改良版が583系です。基本的な性能は485系に準じていて、寝台の幅は従来の客車の520mmに対して700mm、1020mmと大幅に改善されました。寝台と座席の兼用のため座席はボックスシートとなっていますが、シートピッチは1900mmとかなり広いです。扉は折り戸式きの1扉です。
 1967年に登場した581系は60Hz用の車両で新大阪〜博多・大分の特急「月光」(寝台)と「みどり」(昼行)に使用されました。1968年からは電動車が50・60Hz共用となり、サロ581形も登場しました。1970年にはクハネ581形の機器室を撤去して定員を増やした、クハネ583形が登場しました。
 晩年、
JR西日本の京都総合車両所には、グレーを基本とした新塗色に変更された編成(10両編成)と、シュプール&リゾート色と呼ばれる塗色の編成(10両編成)が配置されていました。
【運用】

 
大阪〜新潟間の夜行急行「きたぐに」が平成24年3月のダイヤ改正で廃止(季節列車化)されてからは、定期運用はなく、この臨時列車も平成25年1月と廃止となりました。主に臨時・団体列車に使用されますが、スキー列車や繁忙期に設定されていた夜行急行も設定が無くなり、平成25年7月ですべての車両が廃車となりました。
 
(撮影:B06編成 「急行・きたぐに/新潟」  田上〜矢代田  2009/2/24)
 
(撮影:「臨時急行・きたぐに/新潟」  東三条〜保内  2012/4/28)

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