<815系 交流近郊形電車> |
(撮影:N024編成 「ワンマン普通・4639M/臼杵」
柳ヶ浦〜豊前善光寺
2010/4/17) |
【解説】
大分・熊本地区のワンマン運転開始及び老朽化した475系の取替えに伴い登場した都市間用車両です。車体はダブルスキン構造を採用し、813系よりさらに軽量化が図られています。編成は1M1Tの2連で、熊本鉄道事業部と大分鉄道事業部に配置されています。
車内はオールロングシートで、腰掛は座面と背ずりを一人ずつ分割した新設計のスプリットタイプです。運転室、トイレは完全にユニット化されており、側扉と同じ黄色で塗装されています。トイレは車椅子対応の大型のもので、クハ814形の後位に車椅子スペースが設けられています。内装はアルミ材を多用したモジュール構造で、アルミ地の壁、グレーと黒のラインの床、濃いグレーのシート等モノトーン基調となっています。
主回路(制御方式)はPWM コンバーターとJR九州としては初採用のIGBT素子を使用したVVVF インバーターを採用しています。また、JR九州の電車として初めてシングルアーム式のパンタグラフが採用されました。 |
【運用】
鹿児島本線(鳥栖〜八代)、豊肥本線(熊本〜肥後大津)、日豊本線(佐伯〜中津)等の普通列車を中心に活躍しています。ワンマン運転設備があるため、2両編成で運転させる列車については通勤時間帯を除き、基本的にワンマン運転が実施されています。
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