<キハ200・220形 一般形気動車> |
(撮影:ワンマン普通・4849D/大分行 キハ200-4他
由布院〜南由布
2005/8/27) |
【解説】
キハ200形は、快速運用を行うための車両として平成2年に登場し、平成4年にはローレル賞を受賞しています。キハ200形と220形は、キハ40形と47形の違いと同様に、キハ200形が片運転台、キハ220形が両運転台です。JR総研と共同開発した、日本初の「爪クラッチ変速機」という装置を搭載しています。登場時は、まだ非電化であった篠栗線・筑豊本線や香椎線などに投入され、「赤い快速」として親しまれていました。平成13年に篠栗線・筑豊本線が電化されたため、九州内各地に転属し、キハ58系などの老朽車両を置き換えました。塗色もさまざまで、長崎地区の車両は快速「シーサイドライナー」に使用するためブルー、鹿児島地区の車両は快速「なのはな」に使用するためイエロー、そのほかの線区の車両はJR九州色のレッドとなっています。
車内は、転換式クロスシートが基本で、香椎線で運行されていた車両はロングシートです。香椎線から撤退し、転属したキハ200形は転換式クロスシートに改造されています。座席や方向幕は811・813系電車とほぼ同じ造りです。平成16年から指宿枕崎線で「なのはなDX」指定席用として、キハ220-1102号が、座席をリクライニングシートに変更・フリースペースの設置などの改造を受けています。エンジンは、450馬力のDMF13HZA-4機関を搭載しています。長崎鉄道事業部に12両、豊肥久大鉄道事業部に19両、熊本鉄道事業部に6両、鹿児島総合車両所に15両の計52両が在籍しています。なお、キハ200-1007号は平成5年に土砂災害で、キハ200-1011号は平成15年に踏切事故でそれぞれ廃車となり、キハ200-5007・5011が代替として新製されています。 |
【運用】
長崎の車両は、快速「シーサイドライナー」(長崎〜佐世保)を中心に長崎本線・大村線・佐世保線の普通・快速列車に使用されています。豊肥久大の車両は、久大本線・豊肥本線(大分口)の普通列車で使用されています。熊本の車両は、豊肥本線(熊本口)や三角線の普通列車で使用されています。鹿児島の車両は、快速「なのはな」「なのはなDX」(鹿児島中央〜指宿・山川)を中心に指宿枕崎線の普通・快速列車に使用されています。1両〜4両編成まで、輸送量にあわせた編成で運用されています。一部列車は、ワンマン運転も実施しています。
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(撮影:229D 普通/長崎行 キハ200-556 他
彼杵〜千綿
2015/8/22) |
(撮影:ワンマン普通・4853D/大分行 キハ220-1501
由布院〜南由布
2005/8/27) |