このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ32形 一般形気動車>


(撮影:キハ32 17他 「普通・243D/高知」  角茂谷〜繁藤  2006/3/19)


(撮影:キハ32 17他 「普通・757D/須崎」  岡花〜土佐加茂  2006/3/19)

【解説】

 昭和61年に民営化後に経営が苦しいことが予想される、四国地区のために開発・投入した車両です。キハ31形・54形などと同時期に製作されましたが、キハ32形は鋼鉄車体で、車体が15.8mと短く、250馬力のDMF13HSエンジンを1基積んだ、当時の国鉄で最小の車両となっていました。また、国鉄末期に登場した他の車両と同様に、コスト削減のためDT22形・TR51形コイルバネ台車などに廃車発生品を使用し、暖房器具・客扉などにバス部品などを流用して製作されています。また、平成9年・15年にかけては、トロッコ用のキクハ32形が1両ずつ新製されています。
 製造会社によってヘッドライトや窓枠に違いがあり、新潟鉄工製はヘッドライトが丸型・窓枠が黒色、富士重工製はヘッドライトが角型・窓枠がアルミ地です。松山運転所に10両、高知運転所に11両、高松運転所にトロッコ用2両の合計23両が配置されています。

【運用】

 土讃線(阿波池田〜窪川)、予土線(窪川〜宇和島)・予讃線(宇和島〜松山)の普通列車に活躍しています。ワンマン運転可能な構造のため、1両のワンマン列車が中心ですが、朝夕には、キハ54形やキハ58系と併結して運転される列車もあります。

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