<キハ52形 一般形気動車(JR西日本)> |
(撮影:キハ52 115 「普通・423D/糸魚川」
南小谷〜中土
2006/12/25) |
【解説】
キハ20系は、全国各地の非電化支線の無煙化を果たすためにキハ17系の後継として1957年に登場しました。キハ52は、キハ20系を2基エンジンにした強力型として翌年の1958年に登場しました。現在も在籍している車両は、1962年からの増備車で100番代となりキハ58系と同等のDMH17型エンジンが装備されました。
JR西日本の車両は、北陸地域鉄道部糸魚川運転センターに115・125・156と3両の車両が配置されています。いずれの車両もワンマン改造、便所撤去、冷房設置、助手席窓内側に行先方向幕の設置などの改造が行われています。115は、1965年新潟鉄工所製で糸魚川に転属になるまでは越美北線用として活躍しました。塗色は国鉄時代のツートンカラーです。125は、同じく1965年新潟鉄工所製で越美北線からの転入です。塗色は鉄道省色と呼ばれる、青とクリームのツートンカラーです。156は、1966年帝国車両製で越美北線からの転入です。キハ52形のラストナンバー車でもあります。塗色は首都圏色と呼ばれるタラコ色一色になっています。 |
【運用】
大糸線うちJR西日本が管轄する非電化区間の南小谷〜糸魚川間で運用されています。この区間は全ての列車が同形式で運用され、ワンマン運転も実施されています。定期運用はこの範囲のみですが、富山県の越中八尾で開催されるおわら風の盆の際には、高山線へ貸し出しが行われます。 |
(撮影:キハ52 125 「普通・427D/糸魚川」
南小谷〜中土
2006/12/25) |