このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
<キハ54形 一般形気動車(JR四国)>
(撮影:キハ54−7 「ワンマン普通・245D/阿波池田行」 琴平〜塩入 2005/8/7)
【解説】
昭和61年に民営化後に経営が苦しいことが予想される、北海道・四国地区のために開発・投入した車両です。キハ31形・32形などと同時期に製作されましたが、キハ54形はステンレス車体で、車体が21.3mと長く、250馬力のDMF13HSエンジンを2基積んだ大型ハイパワー車両となっています。しかし、国鉄末期に登場した他の車両と同様に、コスト削減のためコイルバネのDT22形台車や変速機などに廃車になったキハ22の発生品やバス部品などを流用してつくられています。
0番台は四国用で、客用扉が折戸・トイレ無・ロングシート・機関直結式冷房付です。500番台は北海道用で、客用扉が引戸・トイレ付・セミクロスシート・冷房無です。現在、JR四国には0番台・12両が、高知運転所に配置されています。
【運用】
土讃線全線を中心に、予土線・予讃線(宇和島〜松山)の普通列車に活躍しています。ワンマン運転可能な構造のため、1〜2両のワンマン列車が中心ですが、朝夕には、キハ32形やキハ58系と併結して運転される列車もあります。
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