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<キハ58系 急行形気動車(広島)>

(撮影:キハ58 648+キハ28 3014 「急行みよし2号/三次」 狩留家〜白木山 2005/3/20)
【解説】

 
広島運転所に配置されるキハ58系は、白地に緑色のストライプを配した塗色(通称:広島急行色)で、晩年は芸備線の急行列車「みよし」号で活躍していました。また、写真の塗装は3代目となるもので、1代目は赤と白、2代目は濃淡グリーンでした。車内はバケットタイプのクロスシートに改良してありますが、その他の設備はほぼ国鉄時代の原型を保っていました。
 芸備線内で急行列車は2両編成が基本のため、広島方からキハ28形+キハ58形の2両編成を組成し、検査の都合等でペアが組み変わるときもしばしば発生していました。ほとんどの車両が前面運転台窓が平窓タイプですが、キハ28 3014はパノラマミックウィンドウとなっています。平成15年のダイヤ改正までは、急行「みよし」の他に「ちどり」「たいしゃく」という急行列車もありバリエーションに富んでいましたが、「ちどり」「たいしゃく」の名称は消滅し、平成19年7月のダイヤ改正で「みよし」も消滅し、芸備線から急行列車がなくなりました。
 全般的にキハ58系は老朽化が進んでいることに加え、デッキ等も狭く乗降に時間がかかることから普通列車に使用されるには難しく、また車内はボックスシートで優等列車に運用するのもサービス低下につながることなどから、急行列車の廃止とともに運用が減り、広島運転所の車両が最後のキハ58系の急行列車となりました。
【運用】

 
平成19年7月のダイヤ改正までは、芸備線の急行「みよし」号(広島〜三次・備後落合)4往復と、急行列車使用車両の送り込みのために広島〜三次の普通列車1往復に運用されていましたが、急行列車の廃止(快速への格下げ)により現在は運用はなくなっています。

(撮影:キハ28 3014+キハ58 648 「急行みよし3号/広島」 志和口〜上三田 2005/3/20)

(撮影:キハ58 648+キハ28 3014 「急行みよし4号/三次」 志和口〜井原市 2005/3/20)

(撮影:キハ58 648 車内 「急行みよし5号/広島」 三次駅 2005/3/20)

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