【解説】

　豊肥久大鉄道事業部（大分車両センター）には、キハ58 569とキハ65 36の2両が「トロッコ列車」の牽引用に配属されていました。キハ58形は長崎地区の快速「シーサイドライナー」で使われていた車両で、車内はグリーン車用のリクライニングシートに取り替えられています。キハ65形は、四国に在籍していた車両で、四国在籍時代にバケットシートに変えられています。九州に転属後、トロッコ列車用になるまでは普通列車で活躍しており、車内はモケット等は変えられていますがオールボックスシートとなっています。平成21年11月までトロッコ列車として貨車トラ70000形改造車を中間に連結して編成を組み活躍しました。その後は、国鉄色に塗り戻されて、九州内のリバイバル列車として活躍しました。
　 →国鉄色の姿

【運用】

　平成21年11月まで久大本線（大分〜由布院）の快速「トロッコ列車」と由布院〜南由布間の「トロＱ列車」に運用されていました。また、キハ200系・キハ47形の検査の都合・車両故障により、一般の普通列車としても運用されることがありました。現在は、廃車となりました。