このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ58系 急行形気動車(高岡)>

(撮影:キハ58 1114+キハ28 2346 「普通・848D/猪谷」  笹津〜楡原  2008/9/2)
【解説】

  高岡鉄道部に配置されるキハ58系は、キハ40系とともに平成13年から順次あずき色にクリームの帯を配した塗色に塗り替えられました。高岡鉄道部の車両では、ワンマン運転も行うため、車内のデッキ仕切り扉の撤去・車端部のロングシート化が行われています。
 高岡のキハ58系の投入経緯は、平成3年に七尾線電化によって余剰となった車両が高岡に転属され、当時氷見線・城端線で運行されていたキハ45系・30形の置き換えが行われたことに端を発し、その後も各地から余剰となったキハ58系が大量に投入されました。この頃の塗装は青色の車体にピンクの帯というものでした。その後車両の転属が一段落したため、氷見の海の色ダークブルーと砺波平野の豊かな実り、立山連邦をイメージした白という塗装に順次変更が行われました。平成4年には、12系客車を改造したキサハ34形が登場し、キハ58系の間に挟まれる形で運用されていました。しかし、山陰本線電化などでさらにキハ58系が転属してきたために、少数が残っていたキハ45系・30形・52形・キサハ34形は廃車となり、キハ58系の全盛時代となりました。
 そして、平成13年頃から現在のあずき色にクリームの帯の塗色に順次変更されました。また、姫路からキハ47形が転属、平成16年12月には加古川線が電化され、余剰となったキハ40・47形も転属してきました。キハ58系はすでに製造から年数が経過しており、老朽化も激しくなっておりこれらの車両に運用を譲り、次第に数を減らしてきました。平成23年3月にはすべての運用がなくなり廃車となりました。キハ28 2360はいすみ鉄道へ譲渡されました。
【運用】

 
氷見線・城端線の普通列車に使用されていましたが、晩年は富山鉄道部のキハ120形の代走や、高山線(富山〜越中八尾)の平日朝通勤時間帯の車両不足を補う運用に使用されるのみとなっていました。なお、この運用も姫新線新型車両(キハ122・127形)投入により余剰となったキハ40系の転属、及び高山線増発による活性化実験終了により、平成23年3月に終了しました。

(撮影:キハ28 2360+キハ58 477 「普通・851D/富山」  楡原〜笹津  2008/9/2)

(撮影:キハ28 2158+キハ58 477 「普通/城端」  林〜戸出  2005/3/19)

(撮影:キハ28 2360他 「臨時快速9933D/富山」  越中八尾〜東八尾  2008/9/2)

(撮影:キハ58系旧高岡色 「普通/城端」 高岡駅 2001/3/9)

(撮影:キハ58系近郊化改造車内 氷見駅 2001/3/10)

(撮影:キハ28 3010他 高岡鉄道部構内 2005/3/19)

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