このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ58系 急行形気動車(後藤総合車両所)>

(撮影:キハ58+キハ28 「快速・石見ライナー/益田」  鎌手〜岡見  2000/12/30)
【解説】

 キハ58系はキハ55系の発展型として1961年から登場した本格的な急行形気動車で、全国で1800両以上が製造されましたが、老朽化が進んできたため相当数が廃車になってしまいました。初期型は運転台窓が写真のように平窓で、後期のモデルチェンジ車はパノラマッミックウィンドウになっています。キハ58系には、2エンジンのキハ58形、1エンジンで冷房用発電装置がついたキハ28形、グリーン車のキロ28形の3タイプがあります。
 後藤総合車両所の車両は山陰本線を中心に山陰地区で長年運用されてきました。全車両が
国鉄急行色で、ワンマン改造を受けていないため、国鉄時代の原型に近く、車内もほとんどの車両が未改造の4人掛けのボックスシートでした。
現在は、全車両が廃車となり在籍しません。
  一般用のキハ58系が廃車となった後も、臨時・団体用のジョイフルトレインとして、 「ほのぼのSUI-IN」 ・「ふれあいSUN-IN」が在籍していました。しかしながら、「ふれあいSUN-IN」のうちキロ59 506とキロ29 503は平成19年7月に、キロ59 505は平成20年11月に廃車となりました。「ほのぼのSUI-IN」は、平成21年11月のさよなら運転を最後に廃車となりました。
【運用】

 平成13年7月のダイヤ改正から、山陰本線(益田〜米子)の高速化工事完了に伴い、キハ126系快速用気動車に置き換えられ、特急形のキハ181系とともに主役の座をおりることになりました。米子〜鳥取間では、その後も快速「とっとりライナー」に使用されていましたが、平成15年10月に米子〜鳥取間の高速化工事完了とともにキハ121・126系が投入され、運用から退きました。

(撮影:キハ58 1123 車内 浜田駅 2000/12/31)

(撮影:キハ58 1123 連結面 米子駅 2000/12/31)

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