<キハ75形 一般形気動車> |
(撮影:2次車 「区間快速・4516D/武豊」
大府〜尾張森岡
2011/3/27) |
【解説】
快速「みえ」に使用されてる老朽化したキハ58系を置き換える目的で、平成5年に1次車・12両が登場しました。ワンマン普通から快速列車まで使用される多目的な車両となっています。平成11年には貫通扉上にライトを追加し、ワンマン運転に対応した(400・500番台のみ)2次車・28両が増備されました。
車内はどの車両も転換式クロスシートを採用しており、車両の端とドア付近は固定式となっています。2次車の座席は313系に準じたものでヘッドレストの部分も可動するタイプです。トイレ横の座席は跳ね上げ式で、車椅子スペースになります。エンジン等の床下機器は、若干の違いはありますがキハ85系と同等で、カミンズ社製の出力350psのエンジンを2機搭載し、最高速度は120km/hです。連結器には電気連結器+密着連結器を採用しているため、通常時はキハ85系との連結はできません。キハ75-205・305、206・306は、3N制限機構付・中央扉の締切可能な急行「かすが」(平成18年3月のダイヤ改正で廃止)用車両でした。
平成27年3月の武豊線電化開業に伴い余剰となった車両が美濃太田車両区へ転出しています。美濃太田車両区に転出した車両は耐寒改造が施され、1100・1200番台(ワンマン車は3400・3500番台)に改番されています。 |
【運用】
名古屋車両区に所属の車両は、快速「みえ」(名古屋〜伊勢市・鳥羽)に、2・4両編成で運転されます。美濃太田車両区に所属の車両は、高山線(岐阜〜下呂)、太多線の普通列車に2・3・4両編成で運用されています。
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(撮影:キハ75-206・306 「急行かすが/奈良」
加太〜柘植
2006/2/11) |
(撮影:S11編成 「快速みえ3号/鳥羽」
松下〜鳥羽
2008/3/23) |