このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<285系 直流特急形電車>

(撮影:5031M 寝台特急「サンライズ瀬戸」/高松行 285系I2編成  讃岐府中〜国分  2008/10/18)
【解説】

 従来の14系や24系による寝台列車の老朽化に伴い、JR東海とJR西日本は共同で新しい寝台電車を製作し、平成10年に285系が登場しました。285系は飛行機や夜行バスに対抗ができる所要時間にするために583系以来約30年ぶりの寝台電車となっています。寝台は個室中心となり、寝台料金の不要な「ノビノビ座席」を28(56)席分組み込むなどバラエティーに富んでいます。内装は住宅メーカーと共同で設計して、木を使った温かみのある空間になっています。また、客室空間を最大限に確保するために電動車2両以外の5両は2階建ての構造となっています。
 車両のシステムは223系1000番代に準じていて、VVVFインバーター制御です。電動車には車両制御装置と静止型電源装置(SIV)を搭載しています。静止型補助電源装置が故障した時には、運転台から主回路用VVVFインバーター1郡を補助電源用に切り替えて、バックアップ運転ができる構造になっています。
 7両編成5本が在籍しており、0番代3本がJR西日本 出雲電車区に、3000番代2本がJR東海 大垣車両区に配属されています。
【運用】

 JR西日本所属の0番代とJR東海所属の3000番代は共通運用で、寝台特急「サンライズ出雲」(東京〜出雲市)、「サンライズ瀬戸」(東京〜高松)に使用されています。

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