このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<373系 直流特急形電車>

(撮影:F2編成 「特急・ふじかわ10号/静岡」 No.2位前照灯球切れ  身延〜甲斐大島  2006/5/21)
【解説】

 373系は老朽化した165系の置き換え用として、平成7年に登場しました。JR東海のスタンダート的存在で、普通列車から特急列車にまで幅広く使われています。特急形としては初めて開口部1200mmの両開扉を採用し、半自動スイッチを設けデッキなしというスタイルになりました。1M2Tの低モーター比率ながら、モーターに383系より容量の大きいC-MT66を採用したため、最高速度は130km/h(営業運転では120km/h)です。制御方式は383系同様にGTO素子を使用した、VVVFインバーター制御です。
 車内の座席は、肘掛にテーブルが内蔵されている回転式リクライニングシートで、シートピッチは970mmです。クモハ373形、サハ373形の車端部には「セミコンパートメント」という4人用のテーブル付ボックスシートがあります(リクライニング機構はなし)。 クハ372形には、トイレ、洗面所、カード式公衆電話があり、身障者用の一人掛け座席も設けられています。現在、静岡車両区に3両編成・14本の計42両が配置されています。
【運用】

 
373系は東海道本線、身延線、飯田線で、普通列車から特急列車まで幅広く運用されています。特急列車では、「ふじかわ」(静岡〜甲府)・特急「伊那路」(豊橋〜飯田)に3両編成で運転されています。
 東海道本線(豊橋〜浜松)、飯田線の一部の普通列車にも使用されています。また、静岡地区の「ホームライナー」にも使用されます。

(撮影:F12編成 「特急・伊那路1号/飯田」  東上〜野田城  2005/5/5)

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