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<583系 交直両用特急形電車(JR東日本)>

(撮影:9647M 快速「弘前さくらまつり」号/弘前行 583系6両  糠沢〜早口  2014/5/4)
【解説】

 
寝台列車を昼夜ともに効率よく活用するため、寝台と座席の兼用電車として1967年に581系が登場しました。その改良型が583系です。基本的な性能は485系に準じていて、寝台の幅は従来の客車の520mmに対して700mm、1020mmと大幅に改善されました。寝台と座席の兼用のため座席はボックスシートとなっていますが、シートピッチは1900mmとかなり広いです。扉は折り戸式きの1扉です。
 581系は60Hz用の車両で新大阪〜博多・大分の特急「月光」(寝台)と「みどり」(昼行)に使用されました。1968年からは電動車が50・60Hz共用となり、サロ581形も登場しました。1970年にはクハネ581形の機器室を撤去して定員を増やした、クハネ583形が登場しました。
 晩年、JR東日本には秋田車両センターと仙台車両センターに6両編成(全車普通車)が1本ずつ配置されていました。しかしながら、平成23年6月から仙台地区に関東地区で余剰となった485系が転入したため、
車歴の若い仙台車が秋田に転属することで、従来からの秋田車は廃車となりました。これにより、現在JR東日本には6両編成1本のみが残存しています。
【運用】

 
平成6年12月3日のダイヤ改正で「はくつる」が24系客車になってからは定期運用がありません。そのため、臨時の「はくつる81・82号」、「はつかり」、スキー列車「アルペン蔵王」等で運転されていました。現在も臨時・団体列車として運用されています。

(撮影:快速「弘前さくらまつり号」/秋田行 N1+N2編成  陣場〜白沢  2012/4/29)
 
(撮影:快速「弘前さくらまつり号」/弘前行 583系N1+N2編成  富根〜二ツ井  2012/4/29)
 
(撮影:快速「あいづライナー2号」/郡山行 583系N1+N2編成  翁島〜猪苗代  2007/7/28)

(撮影:快速「あいづライナー1号」/郡山行 583系N1+N2編成  翁島〜磐梯町  2007/7/28)

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