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<683系 交直両用特急形電車>

(撮影:T21編成他 「特急・サンダーバード14号/大阪」  芦原温泉〜丸岡  2009/3/4)
【解説】

 
平成13年3月のダイヤ改正から、681系の後継車両として特急「雷鳥」の485系を置き換える目的で登場しました。運用を681系と共通にできるよう、6連の基本編成と3連の付属編成、個別制御のVVVFインバータ制御構成は引き継がれており、3連の付属編成の両先頭車を貫通形とし最大12両編成まで対応できるようになりました。 制御方式はIGBTを用いたPWMコンバータ+インバータに変化し、JR西日本標準の補助電源装置を一体化した車両制御装置を搭載しています。
 また、車体の軽量化のためアルミ車体となりました。 6+3両編成・9編成が製造され、平成13年3月のダイヤ改正から「サンダーバード」に681系と共通運用で使用されています。
 平成14年からは特急「しらさぎ」に使用されている485系置き換え用に2000番台が投入されました。順次投入が行われ、平成15年3月のダイヤ改正からすべての特急「しらさぎ」が683系で運転されるようになりました。2000番台の変更点は、基本編成が6両から5両編成になっていることでモーター負荷が軽減され加速性能が若干向上されています。
 
平成27年3月の北陸新幹線開業により金沢以東の運用がなくなり、車両に余裕ができたことから、しらさぎ用の2000番台を中心に直流化改造を行い289系となった車両もあります。289系は、老朽化した381系の置き換えを行っています。
【運用】

 特急「サンダーバード」(大阪〜金沢)に6・9・12両編成で運用されています。一部の車両は、681系と共通運用で、特急「しらさぎ」(名古屋・米原〜金沢)、特急「ダイナスター」(福井〜金沢)、特急「能登かがり火」(金沢〜和倉温泉)、ホームライナー(名古屋〜大垣・関ヶ原)に運用されています。一部、681系と共通運用で、特急「サンダーバード」(大阪〜金沢)にも運用されています。

(撮影:編成不明 「回送」  津幡〜倶利伽羅  2009/3/3)

(撮影:S03編成他 「特急・しらさぎ11号/富山」  南条〜王子保  2009/8/1)

(撮影:S11編成 「特急・しらさぎ56号/名古屋」  牛ノ谷〜細呂木  2009/8/1)

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