このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ183系 特急形気動車>

(撮影:5009D 特急「北斗5号」/札幌 キハ183 219 他  赤井川〜駒ヶ岳  2014/6/20) 
【解説】

 
キハ80系気動車の置き換え用として、昭和54年に試作車12両が製造されました。先頭車は、高運転台で、機器室も設けられています。昭和56年からは、量産車が合計89両製造されました。昭和61年には、車内アコモ改善、速度向上を図った2次車が登場し、500番台、1500番台を付番して区別しています。先頭車は分割・併合を考慮した貫通型となり、グリーン車はハイデッカータイプの車両となりました。なお、550番台はJR化後に120km/h運転に対応した車両として、28両が製造されました。
 旅客ニーズの多様化に伴い、各種改造も施工されました。主な改造は、昭和59・60年に電源装置付きの中間車キハ184形を先頭車改造した100番台(通称:ボウズ)が4両登場しています。昭和60年からは、試作車・0番台の最高速度を 100 km/h から 110 km/h に向上するための改造が行われました。JR化後は、130 km/h 運転を実施するため、キロ182形500番台、キハ182形550番台、キハ183形1550番台を対象に、ブレーキテコ比変更・ブレーキシリンダーの大型化・圧力の増強、滑走検知装置の各軸方式への変更が実施されました。その他にも、グレードアップ、出力増強改造が行われています。
 団体・臨時列車用として、3両が平成11年にお座敷車として改造され、6000番台が付番されています。この車両も130 km/h 運転対応で、定期列車への増結も可能となっています。
 平成13年にはキハ183 1・2 キハ182 1・2の4両が国鉄色に復元されましたが、老朽化により廃車となり、他の車両とともにミャンマーへ譲渡されました。
【運用】

 
函館運輸所、札幌運転所、釧路運輸車両所に配置され、道内の特急列車に使用されています。函館運輸所の車両は、特急「北斗」(札幌〜函館)に使用され、札幌運転所の車両は、特急「とかち」(札幌〜帯広)、特急「オホーツク」(札幌〜網走)、特急「サロベツ」(札幌〜稚内)等に使用されています。

(撮影:5005D 特急「北斗5号」/札幌 キハ183-4562他  伊達紋別〜北舟岡  2015/2/28)

(撮影:5005D 特急「北斗5号」/札幌 キハ183-3566他  七飯〜大沼  2008/9/10) 

(撮影:5004D 特急「北斗4号」/函館 キハ183系HET  大沼〜仁山  2008/9/10)

(撮影:集約臨時列車 キハ183系・旭山動物園編成他 森〜桂川 2014/6/20)
 
(撮影:回9944D キハ183 1 他   大沼〜仁山  2008/9/9)
 
(撮影:臨時8032D キハ183 6101 他  大沼〜仁山  2008/9/10)

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