このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ185系 特急形気動車(JR九州)>


(撮影:キハ185-7他 「特急ゆふ4号/博多行」 由布院〜野矢 2005/8/27)

【解説】

 国鉄分割民営化直前の昭和61年に、四国用の特急形気動車として登場しました。車体外観は同時期に投入された北海道用のキハ183系後期形に似ていますが、キハ185系は車体がステンレス製になっているのが特徴です。
 JR九州のキハ185系は、平成4年にJR四国で余剰となった車両の譲渡を受けたもので、20両が在籍します。その際に、特急「あそ」「ゆふ」に運用するため、JR九州色の赤を用いた塗色へと変更され、車内は電話室の設置・内装材やシートモケットの変更が行われました。また、キロハ186形はグリーン席を普通席に格下げし、あわせて出力増強がなどが行われました。その後、平成16年のダイヤ改正で、特急「あそ」の廃止と特急「九州横断特急」「くまがわ」の新設により、内装を木質系に変更・先頭車にフォグランプ設置などのリニューリアル工事が施工されました。また、特急列車として初のワンマン運転を行うため、一部車両にはワンマン機器も設置されました。キハ185形・16両、キハ186形・4両の計20両が豊肥久大鉄道事業部に配置されています。

【運用】

 JR九州内の非電化線区の特急列車で運用され、久大本線・特急「ゆふ」(博多〜由布院・大分・別府)、豊肥本線・特急「九州横断特急」、肥薩線・特急「くまがわ」(熊本〜人吉)で運行されています。基本的に、ワンマン運転を行う「九州横断特急」「くまがわ」は2両編成で、「ゆふ」は3両編成で運転され、多客期には増結もされます。

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