このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ185系 特急形気動車(JR四国)>

(撮影:3007D 特急「うずしお7号」/徳島行 キハ185-24 他  造田〜神前  2008/10/18 
【解説】

 国鉄分割民営化直前の昭和61年に、四国用の特急形気動車として登場しました。車体外観は同時期に投入された北海道用のキハ183系後期形に似ていますが、キハ185系は車体がステンレス製になっているのが特徴です。旅客需要を考え、2両編成での使用が出来るように設計され、また分割併合や増結が容易なように前面は貫通型となってます。
 車体の塗色は、登場時には緑色のラインでしたが、JR移行後にJR四国のコーポレートカラーである水色のラインに全車とも変更されました(写真上)。トロッコ列車伴走用の車両は、登場時の緑帯に変更されています(写真下)。駆動エンジンはDMF13HS(250PS)を2基(キロハ186は1基)搭載しています。形式は、片運転台のキハ185形(Mc,Mc')、中間車でグリーン席+普通席のキロハ186形(Mhs)、キロハ186形のうち、ジョイフルトレイン「アイランドエクスプレス四国II」として平成12年に改造されたキロ186形があります。
 キハ185系は、四国の特急列車用として製造されましたが、後継車両 2000系 の増備により余剰となった20両が、平成4年にJR九州に譲渡されました。また、松山地区で老朽化したキハ58系の置き換えとして、平成11年から普通列車としての運用も開始しました。普通列車用の車両は3000・3100番台に区分されて、収納式テーブル・灰皿の撤去、シートカバーのビニール化、座席のリクライニングの固定等の改造が行われています。
【運用】

 高松運転所に所属の車両は、高徳線の特急「うずしお」(徳島〜高松)の一部列車、徳島線の特急「剣山」(徳島〜穴吹・阿波池田)、牟岐線の特急「むろと」(徳島〜牟岐)と牟岐〜海部間の一部の普通列車に2〜3両編成で運用されています。
 松山運転所の車両は、3000・3100番台で普通列車のみの運用です。予讃線(松山〜宇和島)・内子線のワンマン運転でない一部の列車で運用されています。

(撮影:「瀬戸大橋トロッコ号」/琴平行 キクハ32形+キハ185-26  讃岐塩屋〜多度津  2005/8/6

トップページに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください