このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<キハ85系 特急形気動車>

(撮影:3002D 特急「南紀2号」/名古屋行 キハ85系4両  六軒〜高茶屋  2015/5/30)
【解説】

 
昭和63年にキハ82系の置き換え用として登場した、JR東海発足後初の新設計特急形気動車です。翌年から特急「(ワイドビュー)ひだ」に投入されました。ステンレス車体、ボルスタレス台車、LED式行先表示器など、当時の気動車としては画期的な部品を採用しました。(2次車からは行先表示器が通常の幕式になっています。)ワイドビューの名前の通り、客室をハイデッカー構造とし、側窓も上下方向に大型化しています。350PSのカミンズ製C-DMF14HZ形エンジンを各車両とも2台装備し、最高速度は120km/hとなっています。
 平成4年に登場した「南紀」用(3次車)では変速段を使用する強力なエンジンブレーキであるコンバータブレーキを製造当初から装備し、後に「ひだ」用(1・2次車)にも追加され、気動車では初めての電気指令式ブレーキの採用と併せ、ブレーキ性能もすぐれたものとなっています。

【運用】

 名古屋車両区に80両が配置され、特急「ワイドビューひだ」(大阪・名古屋〜高山・富山)、特急「ワイドビュー南紀」(名古屋〜新宮・紀伊勝浦)に運用されています。当初は、「南紀」用と「ひだ」用に運用が分けられていましたが、現在は共通になっています。

(撮影:3003D 特急「南紀3号」/紀伊勝浦行 キハ85系4両  紀伊長島〜三野瀬  2015/10/4)

(撮影:22D 特急「ひだ2号」/名古屋行 キハ85-11 他  岐阜〜木曽川  2013/4/13) 
 
(撮影:30D 特急「ひだ10号」/名古屋行 キハ85-12他  那加〜長森  2014/10/7)

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