<8000系 直流特急形電車> |
(撮影:5M 特急「しおかぜ5号」/松山行 8000系リニューリアル編成
讃岐塩屋〜多度津
2005/8/7) |
【解説】
平成4年3月の予讃線・新居浜までの電化に合わせて試作車が登場し、翌年3月のダイヤ改正から量産車にて本格的に運行が開始されました。先に製作された2000系特急形気動車と同様に、制御式振り子装置が備えられています。試作車は、160km/hの走行試験も行われましたが、ブレーキの関連で実用化はされませんでした。
制御方式は、GTO素子を使用したVVVFインバーター制御で、試作車では2両のモーター8個を一括制御する方式、量産車では個別制御方式が採用されています。編成は、3両付属編成と5両基本編成があり、松山方から8500(Tc)・8300(T)・8200(Mc)と8400(Tc)・8300(T)・8150(M)・8100(M)・8000(Thsc)となっています。
車内は、回転式リクライニングシートで普通車は2000系とほぼ同様の2+2人掛け、グリーン車は1+2人掛けとなっています。しかし、登場から10年以上が経過したため、平成16年から車体外観の変更、指定席の座席取り替え及び内装変更、喫煙スペースの設置等のリニューアル工事が行われており、平成18年までには全編成がリニューアル工事を完了しています。 |
【運用】
主に予讃線の特急「しおかぜ」(岡山〜今治・松山)、「いしづち」(高松〜松山)、「ミッドナイトEXP」・「モーニングEXP」(新居浜〜松山)に使用されています。
特急「しおかぜ」(岡山〜今治・松山)、「いしづち」(高松〜松山)は、松山−宇多津間で併結を行い8両編成で運行されています。多客期は8両全てが岡山行きとなり、「いしづち」は区間運転の別列車となります。 |
(撮影:15M 特急「しおかぜ15号」/松山行 8000系リニューリアル編成
備中箕島〜早島
2008/8/5) |
(撮影:11M 特急「しおかぜ11号」/松山行 8000系旧塗装
讃岐塩屋〜多度津
2005/8/6) |