このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<2000系 空港特急「ミュースカイ」>

(撮影:2005F 「快速特急/中部国際空港」  妙興寺〜島氏永  2008/12/13)
【解説】

 平成17年1月29日のダイヤ改正(空港開業等に伴うダイヤ改正)にあわせて、平成16年5月に第1陣が日本車両で製造されました。「ミュースカイ」の愛称がつけられ、車体は青と白を基調として広がる空と深い海をイメージし、前面部には日本の鉄道車両としては初採用となるポリカーボネイトを使用することで透明感を出しています。空港特急が通る常滑線はカーブが多いため、曲線通過速度も向上できるように空気ばねによる振り子を導入し、空気ばねを給排気することで最大2度まで傾斜させることができます。先頭部に自動幌連結装置を設置し、3両の編成を連結して6両で運転する場合でも車両間の自由な行き来が可能としています。
 車内は移動制約者にも利用できる車イス対応の洋式便座トイレと座席を中間車に設けています。座席は全て回転式リクライニングシートで、座面も連動して動く仕組みのものです。各車両のデッキよりに大きな荷物も収めることのできる荷物置き場も装備しています。環境面でも省エネ型VVVF車両で、制御装置は1600系・3100系で採用されているIGBT素子で、電動機は出力170KWをM、Mc車に3台ずつ持っています。

 平成18年4月から、輸送力増強のため中間車10両を新製し4両編成化が進められ、同年7月にはすべての編成が4両編成となりました。また、全車新製の4両編成・2本が増備されています。これにより、現在は4両編成・12本の48両が配置されています。
【運用】

 「新鵜沼〜中部国際空港」「岐阜〜中部国際空港」の特急列車「ミュースカイ」(全車特別車)に運行されています。
朝夕や多客期には、4両+4両の8両編成で運行されます。

(撮影:2010F 「快速特急/新鵜沼」 中部国際空港駅 2005/1/30)

(撮影:2010F 「特別車座席」 中部国際空港駅 2005/1/30)

(撮影:2010F 「反射型LCDディスプレイ」 中部国際空港駅 2005/1/30)

(撮影:2010F 「車体傾斜制御装置付ボルスタレス台車」 中部国際空港駅 2005/1/30)

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