<3100系・3700系 通勤用電車> |
(撮影:3701F 「普通/東岡崎」
豊明〜富士松
2005/2/20) |
【解説】
平成9年4月5日のダイヤ改正で営業開始した通勤用車両です。3100系が2両の固定編成、3700系が4両の固定編成です。3100系・3700系とも最高速度は120km/hですが、将来の130km/h運転に対応しています。大型曲面ガラスを用いた丸みのある先頭形状や、片側3カ所の側出入口、扉間の下降式3連窓(一部固定)は、3500系の形状を踏襲しています。
3700系は基本的に3500系の機器を踏襲して、GTOサイリスタ方式のVVVFインバーター制御(1C8M制御)ですが、3100系は1600系と同様のIGBT方式のVVVF制御器、デュアルモードVVVF・SIVを導入しています。4台の主電動機にそれぞれ対応した個別VVVF制御器で、きめ細かな滑走・空転制御を行い、不慮の事故時には2群を切離し電流を増やして力行性能を確保させ、またSIVの故障時には1群を切分け、VVVFからCVCF制御とすることで、コンプレッサーや空調電源を確保しています。また空転制御などに優れたベクトル制御方式も採用しています。
両車両とも座席はロングシートのセミバケット型として、3500系よりできるだけ座席数を増やし、また1人当りの座席幅も440mm以上となっています。 外観上も従来車とは異なり裾を絞らないスタイルとなっています。1次車〜3次車までが製造され、3100系・3次車では1600系に設置された運転支援モニターが設置されているなど製造年により変更点があります。3700系は4両・5本の20両、3100系は2両・23本の46両が配置されています。 |
【運用】
3100系は3150系と、3700系は3300系・3500系と共通運用で、三河線・西尾線・尾西線等を除く名鉄各線の普通〜快速急行まで幅広く運転されています。特に本線系統の急行列車にはよく使用されています。特急として運用されることもあります。 |
(撮影:3117F 「普通/犬山」
富士松〜豊明
2005/3/6) |