<3150・3300系 通勤型電車> |
(撮影:3152F+3528F 「快速急行/豊橋」 豊明〜富士松 2005/2/20) |
【解説】
平成16年に老朽化した車両を置き換えるために新製された車両です。3150系は2両編成、3300系は4両編成です。平成17年には、3300系2次車・16両が追加投入されました。基本的な構造は小牧線で活躍している300系と共通です。ステンレス車体を採用し、断面は3100系・3700系と同様に裾を絞らないタイプとなりました。制御方式は3100系・2200系と同じく、IGBT素子を使用した1C2M×2群制御のVVVFデュアルモード2レベルインバーターです。ブレーキ方式にも純電気ブレーキを採用し、制輪子の磨耗取替えの時期を延ばし、保守の簡易化を図っています。
車内は、300系と同じく転換式クロスシートとロングシートを併用した構造になっおり、LED案内表示も2段式のものが1両に3箇所設置されています。行き先表示は2000系同様カラー液晶(オーロラビジョン)を採用しています。
現在は、3150系は3100系(V2)、3300系は3500系・3700系(V4 )と共通運用で、本線の急行・普通を中心に幅広く活躍しています。3150系2両編成×4本=8両、3300系4両編成×5本=20両が在籍しています。 |
【運用】
3150系・3300系は、平成16年11月から運用をを開始しました。両車両とも他のVVVF通勤車両(ECB)と共通運用のため、急行など6・8両の列車では赤色+銀色の併結を見ることができます。編成は、3300系の場合岐阜方よりMc-T-M-Tcとなり、3500系のTc-M-M-Tcとは異なっています。今後は、3150系・3300系とも名鉄の標準通勤車両として増備が進められていくと考えられます。この車両の登場により5500系・7500系が全廃されました。 |
(撮影:3100系+3301F 「急行/岐阜」 富士松〜豊明 2005/2/20) |