このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<モ590形 路面電車>

(撮影:モ592 「ワンマン普通/野一色」  徹明町  2005/3/13)
【解説】

 昭和32年に岐阜市内線用として5両が製造されました。他の車両よりモーター出力を大きくし市内線で活躍しましたが、その後美濃町線用となり歯車比を小さくしています。車内はオールロングシートで、座席数は28・定員は80人です。昭和58年にワンマン改造が行われ、その際にモ594・595は余剰のため廃車となりました。平成11年3月31日に美濃町線「美濃〜新関」間が廃止された後も、モ591・592に冷房改造・ワンマン機器の更新・方向幕の取り付けがされ、590形よりも新しいモ600形5両を廃車に追いやりました。
【運用】

 平成17年3月まで、モ591・592・593の3両が在籍しており、主に市内線の「徹明町〜野一色・日野橋」間の列車に使用されていました。平成17年3月31日の600V線区廃止により、路面電車が廃止となったためモ591・592の2両は四国・高知へ渡り、モ593は廃車となり旧美濃駅に保存されました。

(撮影:モ593 「ワンマン普通/野一色」  北一色〜野一色  2005/2/6)
 2004年9月に非冷房で残っていたモ593が上の写真にある旧塗装に復元されました。この車両は予備車のためあまり顔を出しませんでしたが、休日の午後などによく運用されていました。モ593は方向幕の取り付け工事がされていないため、行先表示板をつけて運行されていました。

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