このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<モ600形 路面電車>

(撮影:モ606 「普通/岐阜」  白金〜上芥見  2005/2/6)
【解説】

 昭和45年、美濃町線から田神線・各務原線経由で新岐阜へ乗入れをする際に製造された車両です。電圧の異なる美濃町線(600V)と各務原線(1500V)を直通するため、路面電車タイプの車両としては珍しい複電圧車となっています。車内は2人掛けと1人掛けの転換クロスシートが配置され、前部を絞ったスリムな車体と床下に収まりきらなかったため屋根上に置かれた抵抗器が特徴です。昭和46年には鉄道友の会からローレル賞を受賞しています。美濃町線の主力車両として活躍していましたが、非冷房で冷房改造も困難なため、平成12年7月にモ800形低床車両が投入された際にワンマン化改造されたモ606を除いて廃車解体されました。なお、モ601は旧美濃駅にモ512とともに静態保存されています。晩年のモ606は登場時の白帯を巻いた姿に復元されました。
【運用】

 晩年は、1両×1本のみが在籍しており、美濃町線「岐阜〜新関・関」及び市内線・徹明町までのワンマン列車に使用されていましたが、予備車的な存在であまり姿を現しませんでした。平成17年3月で路面電車が廃止となり、廃車解体となりました。

(撮影:モ603 「普通/新関」 新岐阜駅 2000/4/21)

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